更新:2025/01/07
死活監視とは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
死活監視、知ってる?

ふゅか
うん!サーバーとかデバイスがちゃんと動いてるか確認する仕組みだよね。英語では「alive monitoring」って言うんだ!
目次
1. 死活監視
死活監視とは・・・
- システムが稼働しているか外部からチェックすること
- 英語だと、alive monitoring
2. 死活監視とは?
死活監視(しかつかんし)とは、ネットワークやシステムにおいて、サーバーやデバイスが正常に稼働しているか(「生きている」状態か)を定期的に確認する仕組みや手法のことです。この監視を行うことで、障害が発生した際に迅速に対応することが可能になります。

はるか
死活監視の目的、簡単に説明できる?

ふゅか
もちろん!例えば、サーバーが動いてるか確認したり、障害を早く見つけたりすることだね。
3. 主な目的
- サーバーやネットワークデバイスの正常稼働の確認
- 障害発生時の早期検知
- システムの安定稼働を維持
- ビジネスへの影響を最小限に抑える
4. 死活監視の方法
死活監視は、さまざまな手法を用いて対象のサーバーやデバイスの状態をチェックします。以下は一般的な方法です。
4.1. Ping監視
- ICMPプロトコルを使用して、対象デバイスに「Ping」を送信し、応答があるか確認する。
- シンプルで軽量な監視方法ですが、ファイアウォールの設定によってブロックされる場合があります。
4.2. ポート監視
- 特定のポート(例:HTTPの80番ポート、SSHの22番ポート)に対して接続確認を行う。
- サービスごとの状態確認が可能。
4.3. HTTP/HTTPS監視
- ウェブサーバーに対してリクエストを送信し、正常なレスポンスが返ってくるか確認する。
- ウェブサービスの稼働状況を直接チェックできる。
4.4. エージェント監視
- 対象サーバーやデバイスに専用の監視エージェントをインストールし、稼働状況を定期的に収集する。
- CPU使用率やメモリ使用率など、詳細な状態も監視可能。
4.5. SNMP監視
- SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用して、ネットワーク機器やサーバーの状態を取得する。
- 多くのデバイスが対応しているため、広範囲な監視が可能。
5. 死活監視の実施例
5.1. Webサービスの監視
- ECサイトやブログの稼働状況を確認。
- HTTP/HTTPSリクエストを一定間隔で送信し、エラーが発生した場合にアラートを送る。
5.2. ネットワーク機器の監視
- ルーターやスイッチの状態をPing監視でチェック。
- 応答がない場合は障害の可能性を調査。
5.3. 内部システムの監視
- 社内システムのデータベースやメールサーバーの死活監視を行う。
- 問題が発生した場合、管理者へ通知。
6. 死活監視ツールの例
以下は、死活監視を効率的に行うための代表的なツールです。
- Zabbix: 高機能なオープンソースの監視ツール
- Nagios: システム監視の定番ツール
- Pingdom: ウェブサービスに特化した監視ツール
- AWS CloudWatch: AWS環境での監視に適したツール
- Monit: シンプルで軽量な監視ツール
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