更新:2024/10/03

Bashとは何か?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
Bashって、Linuxとかで使われるシェルだよね。
ふゅか
ふゅか
そうそう!シェルって、私たちがコンピュータとやり取りするためのものよ!

1. Bashとは

Bash(バッシュ)は、LinuxやUNIXOSで使われるシェルの一種でBourne Shell(sh)の後継として登場しました。

シェルとは、コンピュータとユーザーが対話するためのインターフェースで、Bashは特に人気のあるシェルの一つです。Linuxのターミナルでコマンドを入力して操作する際に、このBashシェルが使われることが多く、幅広く活用されています。

1.1. Bashの役割

Bashの役割は、主にユーザーが入力したコマンドを理解し、それをシステムに伝えることです。例えば、ファイルの作成や削除、システムの設定、または他のアプリケーションの起動など、さまざまな操作がBashを通じて可能です。

LinuxやMacOSで使われるのが一般的ですが、Windowsでも「WSL(Windows Subsystem for Linux)」を使うことでBashを利用することができます。これにより、Linuxの環境をWindows上に構築し、Bashのコマンドを使ってシステムを操作することが可能になります。

2. Bashの基本的なコマンド

Bashを使う上で覚えておくと便利なコマンドをいくつか紹介します。

  1. ls
    • 現在のディレクトリ(フォルダ)の中にあるファイルやディレクトリの一覧を表示します。
    • 例: ls
  2. cd
    • ディレクトリを移動します。例えば、cd Documentsと入力すると、現在のディレクトリから「Documents」ディレクトリに移動します。
    • 例: cd /home/user
  3. touch
    • 新しい空のファイルを作成します。例えば、touch newfile.txtで「newfile.txt」というファイルを作成できます。
    • 例: touch example.txt
  4. mv
    • ファイルやディレクトリを移動するか名前を変更します。
    • 例: mv oldname.txt newname.txt(ファイルの名前を変更する)
  5. rm
    • ファイルを削除します。注意が必要で、一度削除すると復元が難しい場合があります。
    • 例: rm unwanted.txt

2.1. Bashの利便性

Bashの最大の特徴は、その利便性です。スクリプトも簡単に書くことができるため、繰り返し行う操作を自動化するのにとても便利です。例えば、毎日決まった時間にファイルをバックアップする、あるいは大量のデータを処理するための作業を自動化する、といったことがBashで可能です。

3. まとめ

Bashは、LinuxやUNIXシステムでの操作を可能にする強力なツールです。コマンドの入力を通じてシステムを自由に操作できるため、学ぶことでコンピュータに対する理解が深まり、日常のタスクを効率化することができます。初めはシンプルなコマンドから始めて、徐々に自動化スクリプトなどに挑戦し、Bashの利便性を体感してみましょう。

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