更新:2024/12/16

バスタブ曲線とは何か?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
バスタブ曲線って知ってる?
ふゅか
ふゅか
あ!それ、製品やシステムの故障率を示すグラフのことだよね!

1. バスタブ曲線の要点

バスタブ曲線とは・・・

  • 故障率の関係を表したグラフ
  • 初期故障期間、偶発故障期間、摩耗故障期間の3段階に分けられる。
  • 故障率曲線とも呼ばれる。
  • 英語だと、Bathtub Curve。

2. バスタブ曲線

バスタブ曲線(Bathtub Curve)は、主に製品やシステムの故障率を時間軸で表したグラフの形状を指します。その形が浴槽(バスタブ)のように見えることから、この名前が付けられました。この曲線は、製品やシステムのライフサイクル全体における故障率の傾向を表すもので、信頼性の評価でよく利用されます。

バスタブ曲線は次の3つの期間に分けられます。

  1. 初期故障期間
  2. 偶発故障期間
  3. 摩耗故障期間

この期間をグラフにすると次のようになります。

はるか
はるか
3つの期間に分かれてる。
ふゅか
ふゅか
うん!初期故障、安定稼働、摩耗故障の3つね。どの段階も重要だよね!

3. バスタブ曲線の3つの段階

3.1. 初期故障期(Infant Mortality Phase)

  • 特徴:製品が製造され、使用され始めた直後に発生する故障が多い時期です。
  • 原因
    • 製造過程での欠陥(部品の不良や組み立てミス)
    • 設計上の問題
    • 不適切な使用方法
  • 対策
    • 製品の初期テスト(バーンインテスト)
    • 製品の設計や製造プロセスの改善

3.2. 安定稼働期(Normal Operation Phase)

  • 特徴:故障率が非常に低く、安定している時期です。製品が正常に機能している期間といえます。
  • 原因:通常の使用における摩耗や劣化がほとんどないため、故障が少ない。
  • 対策
    • 定期的なメンテナンス
    • 正しい使用方法の徹底

3.3. 摩耗故障期(Wear-out Phase)

  • 特徴:製品の寿命が近づくにつれて故障率が上昇する時期です。
  • 原因
    • 部品の老朽化(摩耗や疲労)
    • 環境要因(温度や湿度の影響)
  • 対策
    • 予防保守(部品の交換やメンテナンスの強化)
    • 寿命が近い製品のリプレース(交換)
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