更新:2024/11/24

2進数における補数とは?1の補数と2の補数の求め方について

2進数における補数とは?1の補数と2の補数の求め方について
はるか
はるか
補数、知ってる?
ふゅか
ふゅか
もちろん!2進数でよく使うよね。「1の補数」と「2の補数」が特に重要なんだ!

1. 2進数における補数

補数は名前の通り、補う数です。N進数の場合にはNの補数とN-1の補数が存在します。特に、2進数では、補数には1の補数2の補数の2種類があります。2進数の補数は、主に計算を簡単に行うために使用される概念で、特にコンピュータ内部の演算やデータ処理において重要な役割を果たします。

2. 1の補数とは?

1の補数は、各ビット(0または1)を反転させたものです。具体的には、0を1に、1を0に変える操作です。

ふゅか
ふゅか
まず、「1の補数」から!これは簡単だよ。各ビットを反転させるだけ!0は1に、1は0に変えるの。
はるか
はるか
ビット反転。例なら、001 → 110。

2.1. 1の補数の求め方

  1. 元の2進数を用意します。
  2. 各ビットを反転します。

2.2. 1の補数の例

元の数:1010

1の補数:0101

2.3. 1の補数の特徴

  • 1の補数を使用することで、簡単なビット操作で符号を反転させることができます。
  • 1の補数と元の数の和はそのビット数の最大値になる。

3. 2の補数とは?

2の補数は、1の補数に1を足したものです。

はるか
はるか
2の補数。1の補数に1足すだけ。

3.1. 2の補数の求め方

  1. 元の2進数を用意します。
  2. 各ビットを反転させ、1を加えます。

3.2. 例

元の数:1010

1の補数:0101

2の補数:0101 + 1 = 0110

3.3. 2の補数の特徴

  • 2の補数を使うと、負の数を表現できます。
  • 1の補数と元の数の和は桁上がりをして、そのビット数の範囲では0になる。

4. 1の補数と2の補数の違い

項目 1の補数 2の補数
定義 各ビットを反転する 1の補数に1を加える

5. 補数の例題

ふゅか
ふゅか
じゃあ、実際に例題を解いてみよう!

5.1. 例題1

次の4ビットの2進数に対して、1の補数と2の補数を求めなさい。

\( 0110 \)

  • 1の補数:各ビットを反転します。\( 0110 \rightarrow 1001 \)
  • 2の補数:1の補数に1を加えます。\( 1001 + 1 = 1010 \)

結果:

  • 1の補数: \( 1001 \)
  • 2の補数: \( 1010 \)

5.2. 例題2

次の4ビットの2進数に対して、1の補数と2の補数を求めなさい。

\( 1010 \)

  • 1の補数:各ビットを反転します。\( 1010 \rightarrow 0101 \)
  • 2の補数:1の補数に1を加えます。\( 0101 + 1 = 0110 \)

結果:

  • 1の補数: \( 0101 \)
  • 2の補数: \( 0110 \)
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