バスとは?ゆるーくわかりやすく解説



1. バス(Bus)とは?
コンピュータやスマートフォンなどのデバイスは、様々な部品が組み合わさって動いています。その部品同士が情報をやり取りするために使われる道のようなものが「バス」です。簡単に言えば、バスは「情報の通り道」です。
例えば、PCには「CPU(中央処理装置)」や「メモリ」、さらには「ストレージ」や「グラフィックボード」など、いろいろな部品があります。それぞれが単独で動いているわけではなく、お互いにデータをやり取りしています。このデータのやり取りをスムーズに行うために、バスが重要な役割を果たしています。
2. バスの種類
バスにはいくつか種類がありますが、大まかに以下の2つに分けることができます。
2.1. 内部バス(Internal Bus)
内部バスは、CPU内部でデータをやり取りするために使われます。例えば、レジスタの間でデータを送受信するときに使われるバスがこれに当たります。高速で大量のデータをやり取りできるのが特徴です。


2.2. 外部バス(External Bus)
外部バスは、CPU外部でデータをやり取りするために使われます。例えば、CPUとメモリの間でデータを送受信するときに使われるバスがこれに当たります。USBやHDMIもこの一種です。


3. バスの役割
バスは、人間に例えると「神経」や「道路」に似ています。例えば、脳(CPU)が命令を出し、腕や脚(他の部品)に動きを指示するようなイメージです。また、道路のように、情報(車)がバス(道)を通って各部品の間を行き来します。
現代のコンピュータでは、バスが高速化されており、短い時間で大量のデータをやり取りできるようになっています。これにより、私たちは重いアプリケーションを同時に動かすことができたり、ゲームや動画がスムーズに再生されたりするわけです。
4. まとめ
「バス」は、コンピュータの部品同士がデータをやり取りするための重要な通り道です。内部バスはCPU内部で、外部バスはCPU外部と情報をやり取りするために使われています。