更新:2024/12/29
暗号文とは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
暗号文は、平文を変換したもの。解読されにくい形にするやつ。

ふゅか
そうそう!つまり、平文を「暗号化」することで作られるのが暗号文なのよね!
1. 暗号文の要点
暗号文とは・・・
- 平文を特定のアルゴリズムを使って解読されにくくされたデータ
- 英語だと、ciphertext
2. 暗号文とは?
暗号文(ciphertext)とは、元の情報(平文)を特定の規則に従って変換した結果得られる形式のことを指します。この変換を暗号化と呼び、暗号文は暗号化された状態のデータです。暗号文は、通信やデータ保存時に第三者に内容を知られたくない場合に使用されます。暗号化されたデータは、対応する鍵を使用して解読(復号)することで、元の情報に戻すことができます。
3. 暗号文が使われる場面
暗号文は、日常生活やビジネスシーン、通信において広く利用されています。以下に具体例を挙げます。
3.1. webサイトの通信の保護
webサイトでの通信は、暗号化によって安全性が高められています。具体的には、盗聴や改ざんから守られます。たとえば、HTTPSプロトコルを利用するWebサイトは、データを暗号化して送受信することで、個人情報やクレジットカード情報を保護しています。
3.2. パスワード保存の安全性
データベースに保存されるパスワードも、暗号化されることが一般的です。暗号化によって、第3者がデータにアクセスしても内容を解読できなくなります。

はるか
パスワード保存もそう。データベースでは暗号化して保存する。

ふゅか
うんうん!もし誰かに盗まれても、解読できなければ比較的安全ってわけだよね!
4. 暗号文の仕組み
暗号文を生成する仕組みは、暗号化アルゴリズムと鍵を中心に構成されています。
4.1. 暗号化の方式
暗号化の方式は主に以下の2種類があります。
- 共通鍵暗号方式
暗号化と復号に同じ鍵を使用します。公開鍵暗号方式と比較して、高速で効率的ですが、鍵の管理が課題となります。例としてAES(Advanced Encryption Standard)が挙げられます。 - 公開鍵暗号方式
暗号化に公開鍵、復号に秘密鍵を使用します。安全性が高いですが、秘密鍵暗号方式と比較して処理がやや遅いです。代表例としてRSA(Rivest-Shamir-Adleman)が挙げられます。
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