更新:2024/12/17
COCOMOとは?ゆるーくわかりやすく解説


ふゅか
COCOMOって聞いたことある?

はるか
コスト見積もりの統計モデル。ソースコードの行数も関係するやつ。
目次
1. COCOMOの要点
COCOMOとは
- コストを見積もる方法
- 統計モデル
- ソースコードの行数も考慮する
2. COCOMO法とは?
COCOMO(Constructive Cost Model)は、ソフトウェア開発のコスト(費用)を見積もるための統計モデルです。COCOMOには代表的な3つのモデルがあります。それぞれ、Basic COCOMO、Intermediate COCOMO、Detailed COCOMOと呼ばれています。
2.1. 英語から推測すると
COCOMO(Constructive Cost Model)を英語から推測すると、その名前自体に「構造的なコストモデル」という意味が含まれています。これをもとに、以下のポイントが考えられます。
- Constructive:
「構築的」または「建設的」という意味です - Cost:
「コスト」つまり費用を指します。 - Model:
「モデル」は、理論や現象を表現するための枠組みを意味します。
つまり、英語から推測すると、COCOMO法とは「ソフトウェア開発におけるコスト見積もりを具体的に行うためのモデル」と要約できます。
3. モデル
COCOMOには以下の3つのモデルがあり、それぞれの特徴をまとめます。
3.1. 基本モデル(Basic COCOMO)
- 最も単純なCOCOMOモデルです。
- ソフトウェア開発の規模(ソースコードの行数)を基に、工数や期間、コストを見積もります。
3.2. 中間モデル(Intermediate COCOMO)
- 基本モデルに加えて、プロジェクトのコスト要因(Cost Drivers)を考慮して工数や期間を見積もるモデルです。
- 15の要因(例:開発者の経験、使用するツール、ハードウェアの性能、要求される信頼性など)を評価し、重み付けを行います。
- 各要因に応じてプロジェクトごとの補正係数(Effort Adjustment Factor, EAF)を計算し、工数の精度を高めます。

はるか
中間は要因を追加。経験やツールとか。

ふゅか
そうそう!15の要因を考慮して精度を高めるの!詳細モデルはさらにフェーズごとに分けるから、大規模プロジェクト向けだね。
3.3. 詳細モデル(Detailed COCOMO)
- 中間モデルをさらに拡張し、ソフトウェア開発の各フェーズ(設計、コーディング、テストなど)に分割して、詳細に見積もるモデルです。
3.4. プロジェクト
モデル | 規模 |
---|---|
基本モデル | 小規模・シンプルなプロジェクト |
中間モデル | 中規模・標準的なプロジェクト |
詳細モデル | 大規模・複雑なプロジェクト |
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