更新:2024/11/24

条件付き確率の定義、例題について

はるか
はるか
今日は「条件付き確率」について話そうと思う。
ふゅか
ふゅか
いいね! 条件付き確率って、最初は難しく感じるけど、理解するとすごく役立つよ!

1. 条件付き確率

条件付き確率(conditional probability)とは、ある事象が起こるという条件の下で、別の事象が起こる確率を表す概念です。事象 \( A \) が起こるという条件のもとで事象 \( B \) が起こる確率を条件付き確率と呼び、 \( P(B|A) \) と表します。\( P(B|A) \) は「A が起こったときに B が起こる確率」を意味します。A givenと読むことがあります。

条件付き確率は次の公式で定義されます。

\[ P(B|A) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)} \]
ここで、

  • \( P(A \cap B) \) は事象 \( A \) と事象 \( B \) が同時に起こる確率です。
  • \( P(A) \) は事象 \( A \) が起こる確率です。
はるか
はるか
条件付き確率って、ちょっと難しい感じがするね。
ふゅか
ふゅか
そうね。でも、基本を押さえれば簡単だよ♪例えば、あることが起こったときに別のことがどれくらい起こりやすいかを考えるんだよ。

1.1. 条件付き確率の例題

コインを2回投げる例を考えましょう。
  • 事象 \( A \):最初のコイン投げで表が出る。
  • 事象 \( B \):2回目のコイン投げで表が出る。

このとき、$P(A|B)$と$P(B|A)$を求めよ。

各コイン投げの結果は独立しているため、それぞれの事象の確率は \( P(A) = \frac{1}{2} \) であり、 \( P(B) = \frac{1}{2} \) です。また、2回のコイン投げでどちらも表が出る確率は \( P(A \cap B) = \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4} \) です。

このとき、条件付き確率 \( P(B|A) \) は次のように計算されます。

\[ P(B|A) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)} = \frac{\frac{1}{4}}{\frac{1}{2}} = \frac{1}{2} \]

また、条件付き確率 \( P(A|B) \) は次のように計算されます。

\[ P(A|B) = \frac{P(A \cap B)}{P(B)} = \frac{\frac{1}{4}}{\frac{1}{2}} = \frac{1}{2} \]

はるか
はるか
コイン投げの例。シンプルでいい。

2. 条件付き確率の応用例

2.1. ベイズの定理 (Bayes’ Theorem)

ベイズの定理は条件付き確率の応用例で、次のように表されます。

\[ P(A|B) = \frac{P(B|A) \cdot P(A)}{P(B)} \]

はるか
はるか
ベイズの定理、よく聞くけど難しそう。
ふゅか
ふゅか
確かにね。でも、実はとても便利で、色々なところで使えるんだよ♪
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