更新:2025/01/02
データレイクとは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
データレイクって、大量のデータをそのまま保存する場所のこと。

ふゅか
そう!売上データとかアンケート結果、画像やSNSの投稿まで、全部保存できちゃうんだよね!便利だけど、整理しない分、管理が大変そうなイメージもあるけど?

はるか
確かに。そのまま保存する分、後から整理や加工が必要になる。
目次
1. データレイクの要点
データレイクとは・・・
- 大量のデータを加工せず、そのまま保存する場所のこと
- 英語だと、data lake。
2. データレイクとは?
データレイク(Data Lake)とは、大量のデータをそのままの形で保存するためのデータストレージです。従来のデータベースやデータウェアハウスと異なり、データを特定の形式に変換したり、整理する必要がなく、構造化データ、半構造化データ、非構造化データのすべてを格納します。
たとえば、企業が日々生成する売上データ(構造化データ)、顧客アンケートの結果(半構造化データ)、SNSの投稿や画像ファイル(非構造化データ)など、さまざまな形式のデータをそのまま保存しているのがデータレイクの特徴です。
2.1. 英語から推測すると
「Data Lake」という英語から
- 「Data」
これは「データ」そのものを指します。情報、記録、数値、テキスト、画像など、あらゆる形式のデータを指す一般的な言葉です。 - 「Lake」
「湖」という意味を持ちます。湖は自然の中で水を大量に蓄える場所を指し、そこにはさまざまな水源(川や雨水)が流れ込みます。湖にたとえることで「大量のデータを一カ所に集める場所」というイメージを表しています。
したがって、「大量のデータがそのまま保存されている大規模なストレージの場所」という意味を導き出せます。
3. データウェアハウスとの違い
項目 | データレイク | データウェアハウス |
---|---|---|
保存するデータ形式 | 生データ(そのまま保存) | 整理されたデータ(事前に加工・統合が必要) |
コスト | 比較的安価 | 高額(計算能力とストレージコストが高い) |
用途 | ビッグデータ分析、AI、予測モデリング | 既存の業務データ分析、定型レポート作成 |
速度 | 分析前にデータ準備が必要なため時間がかかる場合がある | 定型化されたクエリに対して高速 |

ふゅか
データレイクとデータウェアハウスってどう違うの?

はるか
簡単に言うと、データレイクは生データを保存。データウェアハウスは整理されたデータを保存。
4. どのように活用されているのか?
4.1. 企業の意思決定
企業は、データレイクを使って顧客行動のトレンド分析やマーケティング効果の測定を行い、意思決定に活かしています。
4.2. AI・機械学習
データレイクは、AIや機械学習モデルをトレーニングするためのデータ収集基盤として活用されています。
はるか
データレイク、AIや機械学習にも使われる。
ふゅか
あ、モデルのトレーニングとかだよね?たくさんのデータが必要だからピッタリ!
4.3. IoT(モノのインターネット)
IoTデバイスが生成する大量のログデータやセンサーデータを効率的に保存し、リアルタイム分析を行うために使われています。
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