更新:2024/12/21
DRサイトとは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
DRサイトって聞いたことある?

ふゅか
あるよ!災害が起きたときのためのバックアップのITインフラだよね!
目次
1. DRサイトの要点
DRサイトとは・・・
- 災害発生時に用意されている代替えのITインフラのこと
- ホットサイト、コールドサイト、ウォームサイトなどがある
- 英語だと、Disaster Recovery Site。
2. DRサイトとは?
DRサイトとは、災害やシステム障害などの不測の事態が発生した際に、ビジネスの継続性を確保するために用意されるバックアップのデータセンターやITインフラのことを指します。企業や組織が持つデータやアプリケーションを安全に保管し、迅速に復旧できるようにするための重要な仕組みです。特に、システム停止が直接的に経済的損失や信頼性の低下を引き起こすような業界において、その重要性が高まっています。
2.1. 英語から推測すると
「Disaster Recovery Site」という英語を直訳すると「災害復旧サイト」という意味になります。このフレーズを分解して考えると以下のようなニュアンスが含まれています:
- Disaster(災害)
災害や緊急事態を指します。自然災害(地震、洪水、台風など)やシステム障害、サイバー攻撃など、業務に重大な影響を与える出来事を含みます。 - Recovery(復旧)
問題が発生した後に、正常な状態や機能を回復するプロセスを意味します。システムやデータを元の状態に戻すことが主な目的です。 - Site(サイト)
場所や拠点を指します。この場合、ITインフラやデータセンターなど、物理的または仮想的な場所を意味します。
3. DRサイトの主な役割
3.1. 業務の継続性確保
本社やデータセンターが災害で機能停止しても、DRサイトが代替施設として稼働し、業務の中断を最小限に抑えます。
3.2. 迅速な復旧
DRサイトを使用することで、システムのダウンタイムを短縮し、復旧作業を迅速に行えます。これにより、損害を最小限に抑えられます。
4. DRサイトの種類
DRサイトは、その設置場所や復旧速度、コストに応じていくつかのタイプに分類されます。
4.1. ホットサイト (Hot Site)
- 常時稼働しているバックアップサイト。
- 主要なシステムと同じデータをリアルタイムで同期。
- ダウンタイムをほぼゼロに近づけることが可能。
- デメリット: 高コスト。
4.2. ウォームサイト (Warm Site)
- 必要最低限のインフラが用意されたバックアップサイト。
- データの同期は頻度を抑える場合が多い。
- 復旧に一定の時間がかかるが、コストは抑えられる。
4.3. コールドサイト (Cold Site)
- インフラは最低限で、データも常時同期されない。
- 災害時に機材を調達して稼働させる必要がある。
- デメリット: 復旧に時間がかかる。
- メリット: 最もコストが低い。
5. DRサイトの設置で考慮すべきポイント
5.1. 地理的分散
災害リスクを軽減するため、主要拠点から十分な距離が取られた場所に設置する必要があります。例えば、地震や台風などの自然災害の影響を受けにくい場所を選定します。
5.2. コストと運用計画
必要な機能と予算のバランスを考えた上で、適切なタイプのDRサイトを選択します。
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