更新:2025/01/06
内発的動機づけと外発的動機づけとは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
外発的動機づけと内発的動機づけの違い。面白いテーマだね。

ふゅか
そうよね!人が行動する理由がわかると、やる気を引き出すヒントになるもんね。具体的にどう違うのか掘り下げてみよう!
目次
1. 外発的動機づけと内発的動機づけの違い
人が行動する理由や動機づけには大きく分けて 外発的動機づけ と 内発的動機づけ の2種類があります。これらは心理学や教育学、ビジネスの分野でしばしば議論され、個人の行動や成果にどのような影響を与えるかが研究されています。
2. 外発的動機づけ (Extrinsic Motivation)
外部から与えられる報酬や圧力によって行動を起こす動機づけ のことを指します。ここでは、目に見える目標や成果が行動の原動力になります。

ふゅか
外発的動機づけって、外からの刺激がポイントよね!たとえば「報酬がもらえるから頑張る」とか。

はるか
そう。お金、賞賛、罰を避けること。短期的な目標には有効。
2.1. 特徴
- 外的報酬:金銭、賞賛、昇進、成績、称号など。
- 回避したい結果:罰、批判、失敗、減点など。
2.2. 例
- テストで良い成績を取るために勉強する。
- 給料のために仕事をする。
- 他人に褒められたいから新しいスキルを身につける。
2.3. メリット
- 短期的な目標達成に効果的。
- 行動のきっかけを作るのに役立つ。
2.4. デメリット
- 報酬がなくなると行動が続かない場合がある。
- 内発的動機づけを阻害する可能性がある(「お金のためだけにやっている」という感覚が芽生える)。
3. 内発的動機づけ (Intrinsic Motivation)
自分自身の興味や楽しさ、達成感によって行動を起こす動機づけ のことです。ここでは、行動そのものが報酬になります。

ふゅか
次は内発的動機づけね。これは「自分が楽しいから」って理由が大事よね。

はるか
興味、達成感、自己成長。それが行動の原動力。
3.1. 特徴
- 興味:行動そのものに楽しさを感じる。
- 自己成長:知識やスキルの向上が動機になる。
- 内面的満足:達成感や自己肯定感。
3.2. 例
- 本が好きだから読書をする。
- 趣味で絵を描いたり音楽を演奏したりする。
- 新しい知識を得ることが楽しいから勉強する。
3.3. メリット
- 長期的な行動の持続に繋がる。
- 精神的な充実感が得られる。
- 創造性や自律性が高まる。
3.4. デメリット
- 行動が必ずしも成果に結びつかない場合がある。
- 外部からの評価や結果を気にしないため、周囲と衝突することがある。
4. 外発的動機づけと内発的動機づけの関係
バランスが重要 です。外発的動機づけは行動を開始するための引き金になることが多いですが、それが行き過ぎると内発的動機づけが低下することがあります。一方、内発的動機づけだけでは具体的な成果を得にくい場合もあります。
4.1. 例:学習の場面
- 外発的動機づけ:試験で良い成績を取るために勉強する。
- 内発的動機づけ:新しい知識を得ることが楽しいから勉強する。
理想的には、試験のプレッシャー(外発的)をきっかけに勉強を始め、学びの楽しさ(内発的)を感じられるようになることです。
5. モチベーションを高める工夫
5.1. 外発的動機づけの工夫
- 適切な報酬を設定する。
- 明確な目標を提示する。
- 成果が見える形にする(チェックリストや進捗の可視化)。
5.2. 内発的動機づけの工夫
- 興味を引き出す工夫をする。
- 自主性を尊重する(選択肢を与える)。
- 挑戦的な課題を設定する(適度な難易度)。
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