更新:2024/12/17

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)とは?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
HTTPって何?
ふゅか
ふゅか
HTTPはね、Webページを表示するためにサーバーとデータをやり取りする手段だよ!

1. HTTPの要約

HTTPとは・・・

  • サーバー上にあるファイルの受け渡しを行うプロトコル
  • webページを表示するために必要
  • Hypertext Transfer Protocolの略

2. HTTPとは何か?

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)は、インターネット上で情報をやり取りするためのアプリケーション層プロトコルです。Webブラウザがウェブページを表示したり、サーバーとデータをやり取りしたりする際に利用されています。例えば、ブラウザでウェブサイトのURLを入力すると、そのリクエストがHTTPを使ってサーバーに送信されます。そしてサーバーが応答(レスポンス)をHTTPを使って返し、ブラウザがその内容を表示します。

3. リクエストとレスポンス

HTTP通信は大きく2つの要素で成り立っています。

3.1. リクエスト(Request)

ユーザーがブラウザを通じて送る要求。たとえば、「このページを表示して」という指示。

3.2. レスポンス(Response)

サーバーがリクエストに応じて返すデータ。「これがリクエストされたページの内容です」という情報を含みます。

はるか
はるか
具体的に何をしてるの?
ふゅか
ふゅか
例えば、ブラウザでURLを入力すると、その「リクエスト」がサーバーに送られるんだ。そして、サーバーが「レスポンス」でページの内容を返してくれるの!

4. HTTPの特徴

4.1. テキストベースのプロトコル

HTTPのデータ構造は、読みやすいテキスト形式で書かれています。そのため、通信内容を確認しやすく、デバッグも簡単です。

4.2. ステートレス(Stateless)

HTTPは1回のリクエストとレスポンスで通信が完結します。この性質により、サーバーは通信ごとに状態を保持する必要がありません。ただし、状態を管理するために「Cookie」や「セッション」といった仕組みを組み合わせることが一般的です。

ふゅか
ふゅか
HTTPの「ステートレス」って聞いたことある?
はるか
はるか
1回の通信で終わるってこと。サーバーは状態を保持しない。

4.3. ポート番号80(通常)

HTTP通信はデフォルトでポート番号80を使用します。ただし、HTTPS(HTTP Secure)ではポート番号443を使います。

5. HTTPとHTTPSの違い

HTTPにはセキュリティ機能がありません。そのため、通信内容が暗号化されず、盗聴や改ざんのリスクがあります。一方、HTTPSはHTTPにSSL/TLSという暗号化技術を組み合わせて安全性を高めたプロトコルです。

  • HTTP: 暗号化なし、平文でデータ送信。
  • HTTPS: 暗号化あり、盗聴や改ざんリスクを軽減。

6. HTTPメソッド

HTTPはさまざまなメソッド(リクエストの種類)をサポートしています。それぞれのメソッドが特定の動作を指示します。

6.1. GET

データを取得するためのメソッド。例:ウェブページの表示。

6.2. POST

データを送信するためのメソッド。例:フォーム送信やログイン処理。

6.3. PUT

データを更新または新規作成するためのメソッド。

6.4. DELETE

指定したデータを削除するためのメソッド。

6.5. HEAD

レスポンスのヘッダー情報だけを取得するメソッド。ボディ部分は返されません。

7. HTTPステータスコード

レスポンスには、サーバーがリクエストをどのように処理したかを示すステータスコードが含まれます。代表的なものを挙げると

  • 200番台: 成功
    例: 200 OK(リクエストが成功し、データを返した)。
  • 300番台: リダイレクト
    例: 301 Moved Permanently(別のURLに移動した)。
  • 400番台: クライアントエラー
    例: 404 Not Found(指定されたリソースが見つからない)。
  • 500番台: サーバーエラー
    例: 500 Internal Server Error(サーバー内部のエラー)。

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