更新:2024/10/22
IaaS、PaaS、SaaSとは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
クラウドのサービスモデルって、わかりやすいようで意外と複雑。

ふゅか
そうね!でも、IaaS、PaaS、SaaS、それぞれの違いが分かれば結構スッキリするわよ!
目次
1. IaaS、PaaS、SaaS
クラウドコンピューティングの世界では、IaaS、PaaS、SaaSという3つの主要なサービスモデルがあります。これらはすべてインターネット経由でリソースを提供するもので、それぞれのレベルで異なる機能やサポートを提供します。以下では、これらのサービスモデルをわかりやすく説明します。
2. IaaS (Infrastructure as a Service)
IaaSは、仮想化を利用して、サーバー、ストレージ、ネットワーキングといった物理的なインフラを提供します。通常、データセンター内に物理的なハードウェアを設置し、管理する代わりに、これらのインフラをクラウドプロバイダーから借りる形で利用します。

はるか
IaaSはインフラを提供する。具体的にはサーバーやストレージ…うん、物理的なインフラを借りる感じ。

ふゅか
そうそう!AWSとかAzureが有名よね。自分で何でも設定できるから、かなり自由度が高いわ。
2.1. 例
- 例:Amazon Web Services (AWS), Microsoft Azure
- 特徴:ユーザーは仮想マシンやデータストレージを自由に設定し、完全に制御できます。運用するOSやアプリケーションのインストールも可能で、非常に柔軟です。
2.2. メリット
- 初期コストの削減
- 必要に応じたスケーリング
- 自由な設定と制御
3. PaaS (Platform as a Service)
PaaSは、アプリケーションを開発、実行、管理するためのプラットフォームを提供します。これにより、開発者はインフラストラクチャーを気にすることなく、アプリケーションの開発やデプロイに集中できます。

ふゅか
PaaSはどうかな?開発者向けのプラットフォームを提供してくれるって感じよね?

はるか
インフラは気にせずに、アプリ開発に集中できる。Herokuとかがその例だよね。
3.1. 例
- 例:Google App Engine, Heroku
- 特徴:アプリケーションを構築するためのプラットフォームが提供され、ユーザーはアプリケーションの作成に集中できます。インフラの管理やメンテナンスはプロバイダーが行います。
3.2. メリット
- 環境構築の手間が省ける
- 開発時間の短縮
- 自動スケーリングやパッチ適用
4. SaaS (Software as a Service)
SaaSは、クラウド経由でソフトウェアを提供するモデルです。ユーザーは、ソフトウェアのインストールや管理をすることなく、インターネット接続さえあればすぐに利用できます。日常的な業務や個人のタスクに使われることが多いです。
4.1. 例
- 例:Google Workspace (旧G Suite), Microsoft 365
- 特徴:ソフトウェアがインターネット経由で提供され、利用者はブラウザや専用アプリケーションを使って利用します。更新やメンテナンスはすべてプロバイダー側で行われます。
4.2. メリット
- すぐに利用開始できる
- メンテナンス不要
- 複数ユーザーでの共同作業が可能
5. まとめ
- IaaS:インフラ部分をクラウドで提供。柔軟性が高い。
- PaaS:開発プラットフォームをクラウドで提供。開発効率が向上。
- SaaS:ソフトウェア自体をクラウドで提供。すぐに利用可能。
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