システムの保全性とは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
保全性、簡単に言うとデータが正確で、改ざんされていない状態のこと。

ふゅか
保全性があると、信頼できる情報として扱えるし、間違った判断をするリスクが減るんだって。
目次
1. 保全性とは?
保全性(Integrity)とは、情報やデータが「正確であり、改ざんされていない状態」を指します。特にITの分野においては、保全性が重要視され、信頼できるシステムの構築には欠かせない要素となります。保全性が確保されていると、情報が信頼できるものであることが保証され、誤った情報に基づいて判断をするリスクを減らすことができます。保全性はセキュリティの分野で特に、完全性と訳されている印象があります。
1.1. RASIS
システムの保全性はRASISの一種です。RASISは次の5つの頭文字からとったものです。
2. なぜ保全性が重要なのか?

ふゅか
じゃあ、どうして保全性がそんなに重要なのか、はっきりさせておこうか!

はるか
データ改ざんとか、業務に影響するから。顧客との信頼関係も崩れる。
2.1. データ改ざん
不正なアクセスやウイルス感染により、データが書き換えられたり削除されたりすると、信頼性が損なわれます。
2.2. 業務への影響
重要なデータが改ざんされると、業務や意思決定に誤りが生じ、最終的にはビジネスに大きな悪影響を与えます。
2.3. 顧客との信頼関係
顧客情報が安全に管理されていないと、顧客との信頼が失われ、企業イメージにも悪影響を与えます。
3. 保全性を高める方法

ふゅか
それで、保全性を高めるためにはどうするんだっけ?具体的に教えてくれない?

はるか
アクセス制御、暗号化、ログ管理とか。
3.1. アクセス制御
データにアクセスできるユーザーを制限し、重要な情報にアクセスする際には認証や許可を必要とします。
3.2. 暗号化
データを暗号化することで、情報が第三者によって読み取られたり改ざんされたりするのを防ぎます。
3.3. ログ管理
アクセスや変更履歴を記録することで、不正なアクセスがあった場合に迅速に検知し、対応できるようにします。
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