更新:2024/12/15
JIT(Just In Time)とは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
JITって知ってる?

ふゅか
うん、聞いたことある!必要なものを必要なときに作る生産方式だよね!詳しく教えて!

はるか
そう。無駄を省く考え方。生産業だけじゃなく、他の分野にも応用されてる。
目次
1. Just In Timeの要点
JITとは・・・
- 生産方式の一つ
- 無駄を排除する方式
- 必要なものを、必要な時に、必要な量だけ生産
- Just In Timeの略
2. Just In Time(ジャスト・イン・タイム)とは?
Just In Time(以下JIT、ジャスト・イン・タイム)は、製造業における生産方式の一つで、必要なものを、必要な時に、必要な量だけ生産するという考え方に基づいています。この方式は、生産効率を向上させることを目的としており、トヨタ自動車が開発し普及させたことで有名です。現在では製造業だけでなく、物流やサービス業、IT業界にもその考え方が応用されています。
3. JITの考え方
JITは、生産プロセスや在庫管理の無駄を徹底的に排除することを目指しています。そのため、次の3つのポイントが重視されます。
- 必要なもの
- 必要な時
- 必要な量

ふゅか
じゃあ、JITの基本的なポイントを教えて!

はるか
3つの要素が重要。「必要なもの」「必要な時」「必要な量」。
3.1. 必要なもの
無駄な製品や部品を作らず、顧客のニーズに応じたものだけを生産します。
3.2. 必要な時
生産や供給のタイミングを正確に調整し、過剰な在庫を抱えないようにします。
3.3. 必要な量
過剰生産を避け、必要な数量だけを生産・供給することで資源の効率的な利用を図ります。
4. JITが生まれた背景
JITが誕生した背景には、製造業の競争激化と効率化の必要性があります。第二次世界大戦後の日本では、資源や資金が不足していたため、製造業において効率的で無駄のない生産方式が求められていました。その中で、トヨタ生産方式の中核としてJITが確立されました。
従来の「大量生産・大量在庫」を前提とする方式では、以下のような問題が生じることがありました。
- 在庫の管理コストが高い
- 需要変動に対応できない
- 不良品の発見が遅れる
JITはこれらの課題を解決するためのアプローチとして生まれました。
5. JITの特徴
5.1. 在庫の最小化
必要最小限の在庫を保有するため、保管スペースや資金の無駄を削減します。
5.2. 生産の柔軟性
需要の変動に迅速に対応できる生産体制を整えます。
5.3. カンバン方式
トヨタのJITでは「カンバン(看板)」と呼ばれる仕組みを使って生産の指示や部品の供給を管理します。これにより、必要なものを必要な分だけ供給する仕組みが実現します。

ふゅか
カンバン方式って何?

はるか
看板で生産指示を管理する仕組み。部品を必要な分だけ供給する。
PR