LaTeX & KaTexで無限大(∞)やプラスマイナス無限大(±∞)を使う方法

LaTeXを使って数学のレポートや論文を書く際に、「無限大記号(∞)」をどう入力すればよいのか悩んだことはありませんか?
特に、極限、不等式、積分などの数式を記述する際、無限大記号は頻繁に登場します。
無限大記号の表記は簡単!
実は、LaTeXで無限大記号を入力する方法はとてもシンプルです。しかし、「±∞(プラスマイナス無限大)」を表記する方法や、「極限・積分での具体的な使い方」を知っておくと、より洗練された数式を記述できます。
それでは、LaTeXでの無限大記号の書き方を詳しく見ていきましょう!




1. 基本的な記述方法
LaTeXで無限大記号を表すには、以下のコマンドを使用します。
\infty
このコマンドを数式モードで使用すると、無限大記号(∞)が表示されます。
1.1. KaTeX用のコピペコード
KaTeXでは、無限大記号を簡単に表示できます。以下のコードをHTMLに埋め込むだけで利用可能です。
$\infty$
KaTeXはWebページ上で数式を美しく表示するライブラリであり、LaTeXの記法とほぼ同じように使用できます。
2. 応用例
無限大記号は、数学のさまざまな場面で使用されます。ここでは、代表的な例を紹介します。
用途 | LaTeX コード | KaTeX コード | 数式 |
---|---|---|---|
無限大記号の基本 | \infty |
$\infty$ |
$\infty$ |
極限の表記 | \lim_{x \to \infty} f(x) |
$\lim_{x \to \infty} f(x)$ |
$\displaystyle\lim_{x \to \infty} f(x)$ |
不等式での使用 | x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty |
$x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty$ |
$x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty$ |
積分の表記 | \int_{0}^{\infty} e^{-x} dx |
$\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx$ |
$\displaystyle\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx$ |
2.1. 極限の表記
無限大記号は、極限を表す際によく使用されます。例えば、\( x \) が無限大に向かうときの関数の極限を表す場合、以下のように記述します。
2.1.1. LaTeXでの記述
\lim_{x \to \infty} f(x)
2.1.2. KaTeXでの記述
$\lim_{x \to \infty} f(x)$
この記述により、以下のように表示されます。
\[ \lim_{x \to \infty} f(x) \]
2.2. 不等式での使用
無限大記号は、不等式の記述にも利用されます。例えば、以下のように記述できます。
2.2.1. LaTeXでの記述
x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty
2.2.2. KaTeXでの記述
$x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty$
この記述により、以下のように表示されます。
\[ x \leq \infty, \quad -\infty < y < \infty \]
2.3. 積分の表記
積分記号と組み合わせることで、無限大の範囲を表すことも可能です。例えば、以下のように表記します。
2.3.1. LaTeXでの記述
\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx
2.3.2. KaTeXでの記述
$\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx$
この記述により、以下のように表示されます。
\[ \int_{0}^{\infty} e^{-x} dx \]


3. ±∞(プラスマイナス無限大)の書き方
LaTeXで ±∞(プラスマイナス無限大) を表すには、以下のコマンドを使用します。
\pm\infty
このコマンドを使用すると、±∞ が表示されます。
3.1. KaTeX用のコピペコード
KaTeXで ±∞(プラスマイナス無限大) を表現する場合は、以下のコードを使用します。
$\pm\infty$
4. プラスマイナス無限大の応用例
±∞ は、数学のさまざまな分野で使用されます。特に極限や不等式で頻繁に登場します。
用途 | LaTeX コード | KaTeX コード | 数式 |
---|---|---|---|
プラスマイナス無限大の基本 | \pm\infty |
$\pm\infty$ |
$\pm\infty$ |
極限の表記 | \lim_{x \to \pm\infty} f(x) |
$\lim_{x \to \pm\infty} f(x)$ |
$\displaystyle\lim_{x \to \pm\infty} f(x)$ |
不等式での使用 | -\infty \leq x \leq \infty |
$-\infty \leq x \leq \infty$ |
$-\infty \leq x \leq \infty$ |
5. 1. 極限の表記
±∞ を極限の記述に使用することで、関数の両方向の無限大を考えることができます。
5.1. LaTeXでの記述
\lim_{x \to \pm\infty} f(x)
5.2. KaTeXでの記述
$\lim_{x \to \pm\infty} f(x)$
この記述により、以下のように表示されます。
\[ \lim_{x \to \pm\infty} f(x) \]
6. 不等式での使用
±∞ は、不等式の記述にも利用されます。例えば、変数 \( x \) の範囲を無限に広げる場合、以下のように記述できます。
6.1. LaTeXでの記述
-\infty \leq x \leq \infty
6.2. KaTeXでの記述
$-\infty \leq x \leq \infty$
この記述により、以下のように表示されます。
\[ -\infty \leq x \leq \infty \]