更新:2024/10/16
【物理】慣性の法則の意味と具体例について


はるか
慣性の法則は、「力が加わらないと、物体は静止かそのまま動き続ける」ということ。

ふゅか
うん!だから、急に止まる電車で前に倒れそうになるのも、その「慣性」のせいなんだよ!

はるか
電車の急ブレーキ…あの感覚。
1. 慣性の法則
慣性の法則とは
「外部から力が加わらない限り、物体はその運動状態を保ち続ける」
これは、止まっている物体はそのまま止まり続け、動いている物体は同じ速度と方向で動き続けるという意味です。
運動方程式 \( ma = F \) を使って考えると、外から力が加わらない場合、すなわち \( F = 0 \) となります。この時、運動方程式は次のように表されます。
$$ ma = 0 $$
つまり、質量 \( m \) を持つ物体にかかる加速度 \( a \) は 0 になります。加速度が 0 であるということは、物体の速度が変化しないことを意味します。つまり、物体が静止している場合はそのまま静止し続けます。一方で、物体が動いている場合には、加速度がないため、物体はその時点の速度を保ちながら等速で運動を続けます。
2. 具体的な例
2.1. 電車の急ブレーキ
電車が急に止まると、私たちは前に倒れそうになりますよね。これは、体が元の動きを続けようとする慣性の働きです。
2.2. テーブルの上のコイン
テーブルクロスを素早く引き抜くと、その上のコインは動かずに残ります。コインは動かない状態を保とうとするためです。
2.3. シートベルトの重要性
車が急停止したとき、慣性の法則より、体は前に飛び出そうとします。シートベルトはこの慣性の力から私たちを固定して守ってくれます。

はるか
シートベルトも重要。急停止時、体は前に飛び出す。

ふゅか
そうそう!シートベルトがないと、慣性で体が前に行っちゃうんだよ。シートベルトはそれを防いでくれてるんだね!
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