【Ubuntu】ディレクトリの作成mkdirコマンドについてわかりやすく解説



1. mkdirコマンド
mkdir
コマンドは、新しいディレクトリ(フォルダ)を作成するためのコマンドです。英語にすると「mkdir」はMake Directory(ディレクトリを作成する)を意味し、シンプルにディレクトリの作成ができます。LinuxやmacOSなどのコマンドライン環境でよく利用される基本的なコマンドのひとつです。注意点として、何もオプションを指定しなければ、複数階層にわたるネストしたディレクトリを作成することはできません。
1.1. 基本的な使い方
mkdir オプション ディレクトリ名
2. mkdirコマンドの使い方
以下に、mkdir
コマンドの基本的な使い方を説明します。
2.1. 単一のディレクトリを作成
単一のディレクトリを作成するには、以下のようにコマンドを入力します。
mkdir new_folder
上記のコマンドを実行すると、現在のディレクトリ内に「new_folder」という新しいディレクトリが作成されます。
2.2. 複数のディレクトリを同時に作成


一度に複数のディレクトリを作成することも可能です。スペースで区切ってディレクトリ名を指定します。
mkdir folder1 folder2 folder3
このコマンドを実行すると、「folder1」、「folder2」、「folder3」という3つのディレクトリが現在のディレクトリ内に同時に作成されます。
2.3. ネストしたディレクトリを一度に作成

-pオプションを使うと、複数階層にわたるネストしたディレクトリを一度に作成することができます。親ディレクトリが存在しない場合でも、その親ディレクトリを自動的に作成してくれます。
mkdir -p parent_folder/child_folder/grandchild_folder
このコマンドを実行すると、「parent_folder」の中に「child_folder」、さらにその中に「grandchild_folder」という階層構造を持つディレクトリが一度に作成されます。-pオプションを使うことで、手動で一つひとつのディレクトリを作成する手間を省くことができ、非常に便利です。
2.4. 作成したディレクトリの情報の表示
-vオプションを利用すると、作成したディレクトリについて情報を表示することができます。例えば、作成されたディレクトリの名前を表示することで、処理の確認ができます。
mkdir -v new_folder
上記のように-vオプションを使うと、ディレクトリが正常に作成されたことを確認しやすくなります。