更新:2024/12/21
表意コード(Mnemonic Code)とは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
表意コードって、覚えやすいコードのこと。

ふゅか
そうそう!例えばJPは日本、USはアメリカ、ってすぐ連想できるよね!
目次
1. 表意コードの要点
表意コードとは・・・
- 人間が覚えやすいように割り当てられるコードのこと
- 直感的
- 英語だと、Mnemonic Code
2. 表意コードとは?
表意コード(Mnemonic Code)は、値から対象のデータを直感的に連想できるように設計されたコード体系です。英数字や記号を組み合わせて使用するため、利用者が記憶しやすい特徴があります。桁数が長くなりがちですが、直感的で分かりやすいことから、多くの場面で活用されています。
2.1. 英語から推測すると
“Mnemonic Code”を英語を直訳すると、「記憶術的なコード」や「覚えやすいコード」という意味になります。
- Mnemonic: 「記憶を助ける」や「記憶術の」という意味の英単語で、何かを覚えやすくする工夫を指します。たとえば、語呂合わせや連想法などがこれに該当します。
- Code: 「符号」や「コード」として、特定の情報を表す記号や文字列を意味します。
したがって、Mnemonic Codeとは、「記憶しやすいよう工夫されたコード」というニュアンスになります。
3. 表意コードの特徴
- 直感的で覚えやすい
コードを見ただけでその意味を連想しやすく、利用者にとって負担が少ないのが最大の利点です。 - 汎用性が高い
商品番号や型番、国名や色名の識別など、幅広い用途で活用されています。
4. 表意コードの例
- 国名
- 日本 → JP
- アメリカ → US
- 役職名
- プロジェクトマネージャ → PM
- チームリーダー → TL
5. 表意コードと他のコード体系の比較
表意コードはその覚えやすさが強みですが、用途に応じて他のコード体系が選ばれることもあります。以下に代表的なコード体系を比較してみましょう。

ふゅか
でもさ、他にもコード体系ってあるよね?区分コードとか桁別コードってどう違うの?

はるか
区分コードは、グループごとに範囲を決めて割り当てる。例えば営業部5000~5999、人事部6000~6999。
5.1. 区分コード(ブロックコード)
- 特徴: グループごとにコードの範囲を定め、分類する方式。
- 用途: 組織内の部門やエリアを識別する場合などに利用されます。
- 例:
- 営業部 → 5000~5999
- 人事部 → 6000~6999
- 利点: 上位桁を見るだけでグループが分かるため、データ管理が効率化されます。
5.2. 桁別コード
- 特徴: 各桁または桁のグループに意味を持たせたコード体系。
- 用途: 物流や出版、身分証明番号などで使用されます。
- 例:
- JANコード(商品コード)
- ISBNコード(書籍コード)
- 運転免許証番号
- 利点: システムでの検索や分類が容易になります。

はるか
桁別コードは、各桁に意味を持たせる。JANコードやISBNコードが例。
5.3. 連番コード(シーケンスコード)
- 特徴: 連続する番号をデータに割り当てるシンプルな方式。
- 用途: 顧客番号や注文番号など、順序が重要な場面で使用されます。
- 例:
- 01 → 02 → 03 → … → 99
- 利点: 容易に生成でき、管理がシンプルです。
6. 表意コードの活用例
表意コードは、特に「内容を直感的に伝えたい」場合に適しています。例えば、製品の型番として表意コードを使うと、商品の特徴がすぐに分かり、顧客や管理者にとって便利です。
- 製品の型番:
- スマートフォン(黒) → SP-BK
- ノートパソコン(白) → NP-WH
- 部署コード:
- 営業部 → SD(Sales Department)
- 人事部 → HR(Human Resources)
- 開発部 → RD(Research & Development)

はるか
表意コードの特徴、簡単に言うと2つ。直感的で覚えやすい。あと汎用性が高い。

ふゅか
例えば商品の型番なら、SP-BKとかNP-WHみたいに、ぱっと見でわかるもんね。

はるか
部署コードとかもある。営業部ならSD、開発部ならRDとか。
PR