NoSQLとは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
NoSQLって知ってる?リレーショナルデータベースとは違う仕組み。

ふゅか
あっ、聞いたことある!RDBMSみたいにデータの形に厳しくないんだよね。「SQLだけじゃない」って意味で柔軟なデータ管理ができるんだよ!
目次
1. NoSQL
NoSQLは、従来のリレーショナルデータベース(RDBMS)とは異なるタイプのデータベース管理システムの総称です。「NoSQL」とは「Not Only SQL(SQLだけではない)」の略で、構造化されたデータだけでなく、柔軟な形式のデータを扱うことができます。
2. NoSQLの種類
2.1. キー・バリュー型データベース
キーとそれに対応する値を格納するデータベースです。シンプルで高速なデータの取得が可能ですが、複雑なクエリには向いていません。代表的な例は、RedisやDynamoDBです。
キー: "user:1001"
値: {"name": "Taro", "age": 30, "email": "xxx@xxxxx.xxxxxxx"}
2.2. ドキュメント指向データベース
JSONやXMLなどの形式でデータを保存します。MongoDBやCouchDBが有名です。複雑なデータも簡単に管理することができます。
{
"_id": "1001",
"name": "Taro",
"age": 30,
"email": "taro@example.com",
"address": {
"city": "Tokyo",
"postalCode": "100-0001"
}
}

ふゅか
ドキュメント指向データベースもあるよね!JSONとかでデータを管理するのよね。
2.3. カラム指向データベース
テーブル形式のデータをカラム単位で管理します。HBaseやCassandraが代表例です。列方向対してデータをまとめることができます。
2.4. グラフデータベース
ノード(点)とエッジ(線)でデータを表現し、データ間の関係性を重視したデータベースです。Neo4jがその代表例で、ソーシャルネットワークや推薦システムに強みがあります。
ノード:
(ユーザー: Taro, 年齢: 30)
(ユーザー: Hanako, 年齢: 25)
(ユーザー: Ken, 年齢: 28)
エッジ:
(Taro) -[:FRIEND]-> (Hanako)
(Taro) -[:FRIEND]-> (Ken)

ふゅか
そしてグラフデータベース!ノードとエッジでデータの関係性を表すんだよね!

はるか
うん、Neo4jが代表例。関係性が重要なデータには便利。
3. NoSQLの利点と欠点
3.1. NoSQLの利点
- 高いパフォーマンス:シンプルなデータアクセスを行うため、特に読み込み処理が高速です。
- 柔軟なデータ管理:スキーマに縛られないため、データ構造が変わるアプリケーションに柔軟に対応できます。
3.2. NoSQLの欠点
- 複雑なクエリに弱い:SQLのような複雑な条件検索には向いておらず、特に集計処理などは苦手です。
- 一貫性の課題:一部のNoSQLデータベースではデータの一貫性(Consistency)に課題がある場合があります。
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