更新:2024/09/10

VscodeでOctaveを使う方法(windows版)

はるか
はるか
WindowsでOctaveを使いたい…VSCodeで…
ふゅか
ふゅか
それなら、まず環境変数を設定してから、VSCodeを使ってスクリプトを実行する設定を行うといいわよ!簡単にできるから一緒にやってみましょう♪

1. 環境変数の設定

コマンドラインや他のアプリケーションからOctaveを直接呼び出せるようにするため、環境変数を編集します。WindowsにOctave-9.2.0をインストールした場合、、次のパスを環境変数に追加します。

C:\Program Files\GNU Octave\Octave-9.2.0\mingw64\bin

環境変数の追加の手順を行うには、まず「システムのプロパティ」を開き、「環境変数」の項目を選択します。次に「システム環境変数」の中の「Path」を選び、「編集」ボタンをクリックします。「新規」ボタンを押して、上記のパスを追加し、「OK」をクリックして変更を保存します。

これで、コマンドプロンプトやVSCodeなどのツールからOctaveを簡単に利用できるようになります。

1.1. コマンドプロンプトで確認

Octaveの環境変数が追加されたか確認するために、コマンドプロンプトで「octave」と入力します。パスがちゃんと通っていればCLIが開いて、次のようになります。

はるか
はるか
パス追加後、どうやって確認するの?
ふゅか
ふゅか
コマンドプロンプトで「octave」と入力してみて!うまくいけば、CLIが開くわ。これで準備完了よ。

2. VSCodeの設定

次に、VSCodeを使用してOctaveのスクリプトを実行するための設定を行います。VSCodeは、さまざまなプログラミング言語に対応しており、Octaveもその一つです。適切な設定を行うことで、エディタから直接スクリプトを実行し、結果を確認できるようになります。

2.1. task.jsonの設定

特定のフォルダーでVSCodeを開き、Ctrl + Shift + Pを同時に押してコマンドパレットを開きます。次に、テキストボックスに「Task」と入力し、「Tasks: Configure Task」または「タスクの構成」を選択して実行します。その後、「テンプレートからタスクを生成」を選択し、「Others」を選んで、表示されたtasks部分に指定された内容をコピペして変更してください。

次に、`tasks.json`ファイルを作成または編集します。このファイルは、VSCodeで実行するタスクの定義を含んでおり、以下のコードを追加します。

{
    "version": "2.0.0",
    "tasks": [
      {
        "label": "Run Octave Script",
        "type": "shell",
        "command": "octave",
        "args": [
          "--eval",
          "${fileBasenameNoExtension}"
        ],
        "group": {
          "kind": "build",
          "isDefault": true
        },
        "presentation": {
          "echo": true,
          "reveal": "always",
          "focus": false,
          "panel": "shared"
        },
        "problemMatcher": []
      }
    ]
  }

この設定により、現在開いているOctaveスクリプトを直接実行できるようになります。`tasks.json`ファイルの`command`キーに指定された「octave」は、Octaveコマンドを実行するためのシェルコマンドを意味し、`args`キーの配列は、その実行時に渡される引数を定義しています。ここでは、現在のファイル名(拡張子なし)を引数として渡しています。

はるか
はるか
何をコピペすればいいの?
ふゅか
ふゅか
このJSONコードをそのままtasks.jsonに貼り付けてね。これでOctaveのスクリプトを直接実行できるようになるわ。

2.2. 動作確認

次に、プログラムが動作するか確認するために、myscript.mに次のコードを書きます。

% myscript.m
disp('Hello, Octave!');

最終的なディレクトリは次のようになります。

myscript.mを開いたまま、「Ctrl+Shift+B」を入力することでプログラムを実行することができます。

余談になりますが、「octave ファイルのパス」でプログラム自体はコマンドプロンプトやpowershellで実行できます。

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