更新:2024/12/19

OC(Operating Characteristic Curve)曲線とは?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
OC曲線。検査と不良率の関係を示す曲線。
ふゅか
ふゅか
日本語では「検査特性曲線」って呼ばれるよね!品質管理ではとても重要!

1. OC曲線の要点

OC曲線とは・・・

  • 合格率と不良率の関係を表した図
  • 検査特性曲線とも呼ばれる。
  • Operating Characteristic Curveの略。

2. OC曲線とロット

2.1. ロットとは

ロットとは、製造業や品質管理において、一定の条件のもとにまとめられた製品や部品のまとまりを指します。通常、ロットは製造日や生産ラインなどの共通の条件を基準にして定義され、品質検査や出荷管理において重要な単位となります。

ふゅか
ふゅか
ところで、「ロット」って知ってる?
はるか
はるか
製品のまとまり。

2.2. OC曲線

OC曲線(Operating Characteristic Curve、動作特性曲線)とは、ロット検査において、特定のロットが検査基準をクリアして「合格」と判定される確率を表した曲線のことです。この曲線を用いることで、不良品の割合に対する検査の有効性を視覚的に理解できます。

具体的には、以下のような内容を示します:

  • 横軸:ロット内の不良品率(パーセンテージや割合)
  • 縦軸:検査基準をクリアする確率(合格率)

たとえば、不良品率が高い場合に合格率が低くなるのは当然ですが、実際にその関係を数値やグラフで可視化することがOC曲線の目的です。

2.3. 英語から推測すると

Operating Characteristic Curve(OC Curve) を英語から直訳的に解釈すると、以下のように推測できます:

  • Operating(動作する、機能する)
    この単語は、何かが動作する様子や機能する状態を指します。ここでは「検査」や「システムがどのように動作するか」という文脈で使われています。
  • Characteristic(特性、特徴)
  • Curve(曲線)

3. OC曲線が使われる場面

OC曲線は、以下のような場面で利用されます。

3.1. 受け入れ検査

製品をロット単位で受け取る際に、不良品が混入している可能性を統計的に管理するために使用します。

3.2. 品質保証

製品やプロセスが規定の品質基準を満たしているかを判断する際に役立ちます。

3.3. サンプリング計画の立案

効率的かつ効果的な検査を行うために、どれくらいのサンプルを採取すべきかを決定する際に利用されます。

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