更新:2024/12/16
パケットとは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
パケットって、分割されたデータのこと。

ふゅか
データが小さな「かけら」になって送られるのよね!それがパケットって呼ばれるの。
目次
1. パケットの要点
パケットとは・・・
- 分割されたデータ
- ネットワーク層で利用されるデータの単位
2. パケットとは?
パケットとは、データを小さな単位に分割したものを指します。インターネットやネットワークでデータを送受信する際、大量のデータをそのまま一括で送るのではなく、 小さく分割されたデータの「かけら」 として送られます。この「かけら」がパケットです。
たとえば、インターネットで動画を見る場合、動画データはパケットという形で分割され、順番にあなたのデバイスに送られてきます。そして、これらのパケットが再び組み立てられて、元の動画として再生されます。
3. パケットが使われる理由
なぜデータを分割して送るのでしょうか?主に以下の理由があります。
3.1. 効率的な通信のため
大きなデータをそのまま送ると、ネットワークが混雑したり、途中で失われた場合に再送が難しくなります。パケットに分割することで、効率よくデータを送ることができます。
3.2. 信頼性の向上
万が一、通信途中でパケットが失われた場合でも、その部分だけを再送信すればよいため、全体のデータの再送を防ぐことができます。
4. パケットの構造
パケットはヘッダとペイロードによって構成されています。
4.1. ヘッダー
パケットの宛先や送信元のIPアドレスの情報、データの順番、エラーチェック用の情報が含まれています。
4.2. ペイロード
実際のデータの部分です。たとえば、画像やテキスト、音声データなどがここに該当します。

はるか
パケットはヘッダーとペイロードで構成される。

ふゅか
ヘッダーって、宛先とか順番の情報、ペイロードは中身のデータ部分!
5. パケットが送られる仕組み
パケットがネットワークを通じて送信される流れを簡単に説明します。
- データの分割
大きなデータを小さなパケットに分割します。 - ルーティング
各パケットがネットワーク上の経路を通って送信先へ向かいます。 - 再構築
受信側でパケットを元通りに組み立てます。これにより、元のデータが復元されます。
6. パケットの損失
ネットワーク上では、すべてのパケットが確実に届くわけではありません。通信の途中でパケットが失われることがあります。主な原因としては以下が挙げられます。
- 通信経路の混雑
- ルーターやスイッチの負荷
- 無線通信の障害(Wi-Fiの干渉など)

ふゅか
でも、全部がちゃんと届くわけじゃないんだよね?パケットの損失って何が原因なの?

はるか
混雑とか機器の負荷。あと無線通信の障害。
7. 層ごとの呼び方
パケットなどのデータの単位は層ごとに呼ばれ方が違います。
層(レイヤー) | 名称 |
---|---|
トランスポート層 | セグメント(Segment) |
ネットワーク層 | パケット(Packet) |
データリンク層 | フレーム(Frame) |
物理層 | ビット(bit) |
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