更新:2025/01/02
パレート図とは?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
パレート図、知ってる?

ふゅか
うん!棒グラフと折れ線グラフを組み合わせたものでしょ?品質管理とかに使うやつだよね!
目次
1. パレート図の要点
パレート図とは・・・
- 棒グラフと折れ線グラフを組み合わせたグラフ
- 品質管理に利用される
- 英語だと、Pareto chart。
2. パレート図とは?
パレート図(Pareto chart)は、データを視覚的に分析し、特定の問題や課題の中でどれが重要なのかを特定するために使用されるグラフです。この図は、棒グラフと折れ線グラフを組み合わせたもので、特に品質管理や問題解決の場面で広く活用されています。
3. パレート図の特徴
3.1. データの並べ方
棒グラフはデータを大きい順に並べます。これにより、どの要因が全体の影響に大きく寄与しているかが一目で分かります。

はるか
棒グラフは大きい順に並べる。
3.2. 累積割合の折れ線
棒グラフに加えて、累積割合を示す折れ線が描かれます。この線は、各要因が全体にどれだけ影響を与えているかを示します。

はるか
折れ線で全体への影響を視覚化。累積割合。

ふゅか
確かに、累積で見ると区切りがわかりやすいよね!
3.3. 80:20の法則に基づく分析
パレート図は「80:20の法則」(パレートの法則)を利用した分析に利用されます。この法則では、全体の結果の80%が20%の要因に起因するとされています。
4. パレート図の具体例
例として、工場で発生する不良品の原因を分析するとします。
原因 | 発生件数 | 割合(%) | 累積割合(%) |
---|---|---|---|
材料の欠陥 | 50 | 50% | 50% |
機械の故障 | 30 | 30% | 80% |
作業ミス | 15 | 15% | 95% |
その他の原因 | 5 | 5% | 100% |
このデータをもとに作成したパレート図では、最初の2つの要因(材料の欠陥と機械の故障)が全体の80%を占めていることがわかります。このように、特に重点的に対応すべき課題を視覚的に特定できます。
5. パレート図の活用例
5.1. 品質管理
不良品の発生原因を特定し、最も影響の大きい要因に注力することで、効率的な改善策を実施できます。
5.2. 顧客対応
クレームやフィードバックを分析し、顧客満足度を向上させるための重点的な対応箇所を見つけることができます。
5.3. 在庫管理
需要の高い商品にフォーカスすることで、在庫の効率的な管理が可能になります。
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