【Python】break,continue,passの使い方について



1. break文
break
文は、ループ処理を途中で終了したいときに使います。例えば、for
ループやwhile
ループの中で、特定の条件が成立した場合、その条件を満たした時点でループを終了させることができます。これにより、無駄な処理を避けたり、不要な繰り返しを止めたりすることが可能です。
1.1. 使用例(forの場合)
次の例では、forを利用して1から10までの数を順に出力しますが、num
が6になった時点でbreak
文によってループが終了します。
for num in range(1, 11):
if num == 6:
break
print(num)
1.2. 使用例(whileの場合)
次の例では、whileを利用して1から10までの数を順に出力しますが、num
が5で割り切れる場合、break
文によってループが終了します。
num=1
while num<=10:
if num %5 == 0:
break
print(num)
num+=1
2. continue文


continue
文は、現在のループの処理をスキップし、次の繰り返しに進めたいときに使用します。ループは継続しますが、continue
が実行された時点で、その回の処理は飛ばされます。これにより、特定の条件に合致した場合に限って処理をスキップすることができます。
2.1. 使用例(for)
次の例では、forを利用して1から5までの数を出力しますが、num
が3のときだけcontinue
文によってその回の処理がスキップされ、3
は出力されません。
for num in range(1, 6):
if num == 3:
continue
print(num)
このように、3を飛ばして1, 2, 4, 5のみが出力されています。continueを使うことで、条件に応じて特定の処理だけを飛ばすことができ、柔軟な制御が可能です。
2.2. 使用例(while)
次の例では、whileを利用して1から10までの数を出力しますが、num
が偶数のときだけcontinue
文によってその回の処理がスキップされ、奇数を出力します。
num=0
while num<=10:
if num %2 == 0:
num+=1
continue
print(num)
num+=1
3. pass文


pass
文は、何もしないことを明示的に示すためのキーワードです。通常、処理が必要な場面で一時的に何もしたくない場合や、将来的に実装を追加する予定がある場合に利用します。
3.1. 使用例
次の例では、example_function
という関数が定義されていますが、実際には何の処理も行っていません。
def example_function():
pass
この関数は現在、何の処理も行いませんが、pass
文を使うことで構文エラーを防ぎ、将来のための関数の骨組みを作ることができます。
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