PR
更新:2024/10/17

Pythonのprint()関数の標準出力・sep・end・fileについて

ふゅか
ふゅか
今日はPythonのprint()関数について学びたいと思うの。この関数はとても基本的だけど、多様な出力オプションを提供してくれるわよ。
はるか
はるか
なるほど。print()関数の基本的な使い方から始めて、その応用に進むのが良さそうだね。

1. print()関数

Pythonのprint()関数は、指定された値を標準出力(通常はコンソール)に表示するために使用されます。基本的な使い方としては、print()の中に出力したい文字列や変数を渡すことで表示が行われます。

1.1. 基本的な使い方

print("Hello, World!")

上記のコードは、Hello, World! を出力します。

1.2. 変数の確認

変数に何が入っているか確認することもprint()でできます。

x=12345678
print(x)

1.3. 複数の値を出力

print() では、複数の値をコンマで区切って渡すと、スペースで区切って表示されます。

a = 10
b = 20
print("aの値は", a, "bの値は", b)

出力:

aの値は 10 bの値は 20

1.4. sepパラメータ

print() では、複数の引数を出力する際の区切り文字を sep パラメータで指定することができます。デフォルトではスペースですが、カンマやハイフンなどに変更可能です。

print("Hello", "World", sep=" [hello] ")

出力:

Hello [hello] World

はるか
はるか
デフォルトはスペースだけど、sepパラメータを使うと、出力する各値の間に挿入される文字を指定できる。

1.5. endパラメータ

print() のデフォルトの動作では、出力の最後に改行が追加されます。これを変更したい場合は、end パラメータを使用します。

print("Hello", end=" ")
print("World")

出力:

Hello World

ふゅか
ふゅか
print()endパラメータは出力の終わりに何を追加するかを指定するの。デフォルトでは改行が入るけれど、これを変更できるのよ。

1.6. fileパラメータ

file パラメータを使うことで、出力先を標準出力(コンソール)以外に指定することもできます。たとえば、ファイルに出力したい場合は次のようにします。

with open('output.txt', 'w') as f:
    print("This is written to a file.", file=f)

これにより、output.txt というファイルにメッセージが書き込まれます。

はるか
はるか
出力先を変更したい時にはfileパラメータを使用する。これにより、コンソールではなくファイルに直接書き込むことができる。

1.7. フォーマットされた出力

変数を含んだテキストをフォーマットして表示する場合、f-stringsstr.format() を使うことが一般的です。

name = "Alice"
age = 25
print(f"Name: {name}, Age: {age}")  # f-string
print("Name: {}, Age: {}".format(name, age))  # str.format

出力:

Name: Alice, Age: 25

このように、print() 関数は非常に柔軟で、様々な方法でデータを出力することができます。

 

2. 例題

2.1. 例題1

整数を入力として受け取り、その整数の平方を標準出力に表示するプログラムを作成しなさい。

期待される出力:

整数を入力してください: 4
16

解答の手順:

  1. input()関数を使用してユーザーから整数を受け取る。
  2. int()関数を用いて文字列を整数に変換する。
  3. 整数の平方を計算する。
  4. print()関数で結果を表示する。

解答:

num = int(input("整数を入力してください: "))
square = num ** 2
print(square)

2.2. 例題2

リストに格納された複数の単語を1行に表示するプログラムを作成しなさい。

期待される出力:

apple banana orange grape

解答の手順:

  1. 予め用意された単語のリストを作成する。
  2. join()メソッドを使用して、リストの単語をスペースで区切って1つの文字列にする。
  3. print()関数でその文字列を表示する。

解答:

words = ["apple", "banana", "orange", "grape"]
sentence = " ".join(words)
print(sentence)

2.3. 例題3

1から100までの数値のうち、3で割り切れる数だけを標準出力に表示するプログラムを作成しなさい。

期待される出力:

3
6
9
12

手順:

  1. forループを使って1から100までの数を1つずつ確認する。
  2. if文を使って、3で割り切れるかをチェックする。
  3. print()関数で、条件を満たす数を表示する。

解答:

for i in range(1, 101):
    if i % 3 == 0:
        print(i)

check

Pythonの基本から応用まで、幅広くカバーする記事を公開中です。学習のポイントや実践的なコード例を通じて、Pythonの魅力と実用性を深く理解することができます。ぜひ、こちらの記事で気になる記事を見つけてください!

Pythonの記事のまとめ

PR