更新:2025/03/27
RASIS(ラシス)とは?ゆるーくわかりやすく解説

目次
1. 要点
RASISとは・・・
- 以下の5つの英単語の頭文字を取ったもの。
- Reliability(信頼性):故障せずに安定して稼働し続ける能力。
- Availability(可用性):ユーザーがいつでもシステムを利用できる状態の割合。
- Serviceability(保守性):故障時に、修理や保守がどれだけ簡単かつ迅速に行えるか。
- Integrity(保全性):データが改ざんや誤変更されないように守る力。
- Security(安全性):不正アクセスや攻撃からシステムやデータを守る力。

ふゅか
RASISって、システムの品質を評価する重要な指標なのよね?

はるか
そう。5つの要素で構成されてる。
2. RASIS(ラシス)
「RASIS(ラシス)」とは、システムの品質を評価するための重要な指標です。RASISは以下の5つの要素の頭文字を取ったものです。
3. RASISの要素
3.1. Reliability(信頼性)
信頼性とはシステムが故障せずに正常に稼働し続ける能力を表します。信頼性が高いシステムは、長期間にわたって安定して稼働し、予期しない停止が少ないです。

はるか
まずは、Reliability。

ふゅか
信頼性ね!これはシステムが安定して長く動くかどうかを表すのよね?例えば、ずっと止まらずに動いてくれると、信頼性が高いってことかな?

はるか
うん、故障せずに稼働する能力。
3.2. Availability(可用性)
可用性とはシステムが利用可能である割合を示します。システムが常にアクセス可能であることが求められる場面で重視され、可用性の高いシステムほどユーザーが利用しやすくなります。

はるか
Availabilityは可用性。

ふゅか
可用性ってことは、使いたいときにちゃんと使えるかどうかってことね!例えば、アクセスしたときに必ず応答があるシステムが可用性が高いってことかしら?
3.3. Serviceability(保守性)
保守性とは故障や不具合が発生した際に、修理や保守がどれだけ迅速かつ簡単に行えるかを示す指標です。保守性が高いと、システムのダウンタイムが短く済むため、運用が安定します。

はるか
Serviceabilityは保守性。

ふゅか
保守性って、故障があったときにどれだけ早く直せるかを表すのよね?迅速に対応できると保守性が高いってことかしら?

はるか
うん、修理やメンテが簡単だといい。
3.4. Integrity(保全性)
保全性とはデータが改ざんされない、または誤って変更されないことを保証する指標です。保全性が高いシステムは、信頼性や安全性が求められる場面で重要視されます。

はるか
Integrityは保全性。

ふゅか
保全性って、データが改ざんされないように守ることね!例えば、間違ってデータが書き換えられたりしないようにするって大事だわ。
3.5. Security(安全性)
安全性とはシステムやデータが不正アクセスや攻撃から守られていることを示します。安全性は、情報漏えいやデータの損失を防ぐために欠かせません。気密性とも呼ばれることがある。

はるか
Securityはシステムを守ること。

ふゅか
そうよね。不正アクセスや攻撃からシステムやデータを守ることが安全性の基本よね。
4. RASISの重要性
RASISは、特にビジネスシステムや社会インフラにおいて、信頼性の高いサービス提供に欠かせない評価基準です。これらの指標を満たすために、システムの設計段階から保守・運用までのプロセスでさまざまな対策を講じる必要があります。
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