更新:2024/12/19

リバースブルートフォース攻撃とは?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
リバースブルートフォース攻撃、知ってる?
ふゅか
ふゅか
うん!普通のブルートフォース攻撃とはちょっと違うんだよね。「パスワードを固定して、ユーザー名をいろいろ試す」方法だよ!

1. リバースブルートフォース攻撃の要点

リバースブルートフォース攻撃とは・・・

  • パスワードクラックの一つ
  • パスワードを固定してユーザー名を変えて不正アクセスを試みる方法
  • 英語だとReverse Brute Force Attack

2. リバースブルートフォース攻撃とは?

リバースブルートフォース攻撃とは、通常のブルートフォース攻撃とは異なり、「パスワード」を固定して、さまざまなユーザー名を試すことで不正アクセスを試みるサイバー攻撃手法です。この手法は、多くのサービスでユーザー名やメールアドレスが一意であることを利用しており、システム全体に対して効率的に攻撃を仕掛けることが可能です。

2.1. 英語から推測すると

Reverse Brute Force Attack」という言葉を直訳すると、次のように考えられます。

  • Reverse(リバース):逆の、反対の
  • Brute Force(ブルートフォース):力任せの攻撃、総当たり攻撃
  • Attack(攻撃):何かを突破しようとする試み

通常のブルートフォース攻撃は、ユーザー名を固定して複数のパスワードを試す手法です。しかし、「リバース」という言葉が含まれることで、「逆のアプローチ」があると考えられます。つまり、パスワードを固定して複数のユーザー名を試す手法が推測できます。

3. 通常のブルートフォース攻撃との違い

通常のブルートフォース攻撃では、特定のユーザー名やアカウントに対して、さまざまなパスワードを試行します。一方で、リバースブルートフォース攻撃では、特定のパスワード(例: 「123456」や「password」)を使用し、多くの異なるユーザー名を試行します。この違いにより、攻撃の対象範囲や目的が変わります。

はるか
はるか
通常のブルートフォース攻撃との違い、わかる?
ふゅか
ふゅか
もちろん!通常は特定のユーザー名でいろんなパスワードを試すけど、リバースの場合は特定のパスワードを固定していろんなユーザー名を試すんだよね。逆アプローチ!

3.1. 攻撃手法の比較

攻撃手法 アプローチ
ブルートフォース 固定のユーザー名に対して複数のパスワードを試行
リバースブルートフォース 固定のパスワードに対して複数のユーザー名を試行

4. リバースブルートフォース攻撃が狙うポイント

リバースブルートフォース攻撃が有効なのは、以下のような状況です。

4.1. 弱いパスワードを設定しているユーザーが多い場合

「123456」や「password」といった、簡単に推測できるパスワードを使うユーザーが一定数存在する環境では、この攻撃が成功しやすくなります。

4.2. ユーザー名のパターンが予測可能な場合

例えば、企業内でメールアドレスが統一されている場合、攻撃者は容易にユーザー名を推測できます。

4.3. ロックアウト機能が不十分な場合

多数のログイン試行を防ぐためのアカウントロック機能がない、または制限が緩いシステムでは、攻撃者が効率的に攻撃を行えます。

5. 攻撃例

以下はリバースブルートフォース攻撃の一例です。

  1. 攻撃者は「123456」というパスワードを固定。
  2. 企業の公開情報やソーシャルメディアから収集したユーザー名リストを用意。
  3. ログイン画面に対して、リスト内のユーザー名を次々と試す。

例えば:

ユーザー名 パスワード
john.doe 123456
jane.smith 123456
admin 123456

このように試行を繰り返し、ログインに成功したアカウントを特定します。

はるか
はるか
攻撃例を見ると、単純な手順。
ふゅか
ふゅか
うん、例えば「123456」ってパスワードを使って、「john.doe」「jane.smith」って順に試すのよね。簡単なパスワードが危険だってよくわかる!

6. リバースブルートフォース攻撃への対策

6.1. 複雑なパスワードを推奨する

短い単純なパスワードを禁止し、長さや文字種(大文字、小文字、数字、記号など)の制限を設けることで、攻撃成功率を低下させます。

6.2. 多要素認証(MFA)の導入

パスワードだけでなく、ワンタイムパスワードや生体認証を追加することで、攻撃者がアカウントに侵入する可能性を大幅に減らせます。

6.3. アカウントロック機能の実装

一定回数のログイン失敗後にアカウントをロックすることで、攻撃を抑止できます。

6.4. IPアドレス制限

短期間で多数のログイン試行を行うIPアドレスをブロックすることで、攻撃を抑止できます。

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