更新:2025/02/10

標本分布の意味と具体例について

はるか
はるか
標本分布って何か知ってる?
ふゅか
ふゅか
うん!母集団から選んだ標本を使って、計算した統計量の分布のことだよね!

1. 標本分布とは?

「標本分布」とは、母集団から抽出された標本(サンプル)に基づいて得られる統計量の分布を指します。標本を使って母集団の特性を推定する際に重要な概念です。

1.1. 標本分布の基本的な考え方

通常、母集団全体を調査することは難しいため、一部のデータ(標本)を抽出して分析します。この標本を用いて算出される統計量(例えば平均や標準偏差)は、標本ごとに異なる値を取ります。この統計量の分布が「標本分布」です。

例えば、ある学校の生徒全員の身長の平均を知りたいとします。しかし、全員を測定するのは難しいため、異なるクラスからランダムに生徒を選び、身長の平均を計算します。この平均値は標本ごとに異なり、それらの平均値が分布を形成します。この分布が標本分布です。

2.  標本分布の例

標本分布にはいくつかの種類があります。

  • 平均値の標本分布
    • 複数の標本から得られた平均値の分布。
  • 比率の標本分布
    • 標本ごとに求めた割合(例えば、あるグループに属する人の割合)の分布。
  • 分散・標準偏差の標本分布
    • 標本ごとの分散や標準偏差の分布。

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