更新:2024/12/20

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とは?ゆるーくわかりやすく解説

ふゅか
ふゅか
メールを送るときに使うプロトコルって知ってる?SMTPとか!
はるか
はるか
ああ、知ってる。Simple Mail Transfer Protocol。

1. SMTPの要点

SMTPとは

  • メールを送信するための手段。
  • Simple Mail Transfer Protocolの略。

2. SMTPとは何か?

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、電子メールを送信するためのアプリケーション層プロトコルです。主にメールサーバー間や、メールクライアントとサーバーの間でメールを送信する際に使われます。

2.1. 英語から推測すると

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) は、英語から以下のように解釈できます。

  • Simple: 「単純な」という意味です。このプロトコルは名前の通り、メール送信の仕組みをシンプルに定めています。
  • Mail: 「メール」を指します。電子メールのやり取りを行うための仕組みです。
  • Transfer: 「転送」や「送信」を意味します。メールを送り手から受け手へ届ける役割を担っています。
  • Protocol: 「プロトコル」は「通信規約」という意味で、ネットワーク上でのデータのやり取りを行う際のルールを指します。

つまり、SMTPを直訳すると「単純なメール転送規約」となります。この名前は、SMTPの目的である「電子メールを送信する」というシンプルな役割を表しています。

ふゅか
ふゅか
SMTPって、「Simple Mail Transfer Protocol」の略だよね。この名前だけでも大体何をするものか分かるけど、どう思う?
はるか
はるか
「シンプルなメール転送規約」。メール送信用のプロトコル。

3. SMTPの役割

SMTPは、電子メールを「送信」する際に使われます。例えば、次のような状況でSMTPが使われます。

3.1. ユーザーがメールを送信する場合

メールクライアント(OutlookやGmailなど)からメールを送信するとき、SMTPを使ってメールをサーバーに届けます。

3.2. サーバー間でメールを転送する場合

一つのメールサーバーから別のメールサーバーにメールを送る際にも、SMTPが使われます。

3.3. メール配信サービス

ニュースレターや広告メールを大量に送る場合も、SMTPを利用して送信されます。

4. SMTPの特徴

4.1. クライアント-サーバーモデル

クライアント(メールを送信する側)とサーバー(メールを受け取る側)が明確に分かれています。

4.2. ポート番号

SMTPは以下のようなポート番号を使います。

ポート25:メールサーバー間の通信で使用(最近は制限されることが多い)

ポート587:メール送信時に暗号化された通信(TLS:Transport Layer Security)を利用

ポート465:暗号化された通信(SMTP over SSL/TLS)で使用

5. SMTPとPOP3、IMAPの違い

SMTPはメールの「送信」に特化しています。一方、POP3(Post Office Protocol 3)やIMAP(Internet Message Access Protocol)は、メールの「受信」に使用されるプロトコルです。これらのプロトコルとSMTPを連携して電子メールを実現します。

  • SMTP: 送信専用
  • POP3: メールをダウンロードして端末に保存
  • IMAP: メールをサーバー上に保存し、複数端末から同期
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