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更新:2024/11/27

【色彩】三原色とは?光の三原色と色料の三原色についてゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
三原色、色を作る基本になる色のこと。光と色料で違う。
ふゅか
ふゅか
そうそう!光の三原色はRGB、色料の三原色はCMYってよく聞くよね!

1. 三原色とは?

三原色(さんげんしょく、three primary colors)とは、色を作り出す基本となる3つの色のことを指します。この3つの色を組み合わせることで、さまざまな色を表現することができます。三原色は、「光の三原色」と「色料の三原色」の2つに分かれ、それぞれ異なる特性と応用が存在します。

2. 光の三原色

光の三原色は「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」で、英語の頭文字を取って RGB と呼ばれます。この三原色を使った色の表現は、主にディスプレイやテレビ画面など、光を直接目で見る仕組みで使われます。

2.1. 加法混色

光の三原色では、それぞれの光を混ぜることで明るさが増していきます。この混色法を「加法混色」といいます。たとえば、

赤 + 緑 → 黄

緑 + 青 → シアン

青 + 赤 → マゼンタ

赤 + 緑 + 青 → 白

はるか
はるか
加法混色、色を混ぜると明るくなる仕組み。

3. 色料の三原色

色料の三原色は「シアン(Cyan)」「マゼンタ(Magenta)」「イエロー(Yellow)」で、英語の頭文字を取って CMY と呼ばれます。これは、絵具やプリンターインクなど、物体に塗る色の表現方法に使われます。

3.1. 減法混色

色料の三原色では、色を重ねることで光を吸収する範囲が広がり、暗くなります。この混色法を「減法混色」といいます。たとえば、

シアン + マゼンタ → 青

マゼンタ + イエロー → 赤

イエロー + シアン → 緑

シアン + マゼンタ + イエロー → 黒

はるか
はるか
減法混色は光を引く感じ。黄色とシアンで緑が出る。

4. なぜ三原色なのか?

光や色料の三原色は、それぞれの組み合わせで幅広い色を作り出せる点が重要です。具体的には、人間の目が持つ視覚の仕組みに基づいており、網膜にある「錐体細胞(すいたいさいぼう)」が赤・緑・青の光に反応することから、RGBが基本とされています。錐体細胞と色の関連については色度図で詳しく解説しています。一方、色料の三原色は、物体が光を反射・吸収する仕組みに基づいています。

5. 三原色の違いを比較

特徴 光の三原色(RGB) 色料の三原色(CMY)
主な用途 光を扱う場面(ディスプレイ) 物質を扱う場面(印刷物)
混色の原理 加法混色 減法混色
混ぜた結果 明るくなる 暗くなる
色の種類 赤・緑・青 シアン・マゼンタ・イエロー

6. 身近な三原色の例

6.1. スマートフォン

画面上の赤、緑、青の点(ピクセル)を光らせて、画像や動画を表示します。

6.2. 家庭用プリンター

シアン、マゼンタ、イエローに黒を加えて、プリンターでは写真や文書を印刷します。これらの色の組み合わせをCMYKと呼ばれます。

7. まとめ

三原色は、色の世界を理解するための基本的な概念です。光の三原色(RGB)は、光を直接扱う場面で使われ、色料の三原色(CMY)は、物体や印刷などの場面で活用されます。この2つを正しく理解することで、デザイン、印刷、映像制作など、さまざまな分野で役立つ知識となるでしょう。

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