更新:2024/11/15
【物理】等速直線運動の意味と例題について


はるか
等速直線運動、速度の変化がない。

ふゅか
そうだね!例えば、「速度が一定でまっすぐ進む」っていうところが基本中の基本よね。
1. 等速直線運動とは?
等速直線運動とは、物体が一定の速度でまっすぐ進む運動のことです。つまり、速度の大きさも方向も変わらずに移動する状態を指します。
1.1. v-tグラフ
等速直線運動では速度が変化しないため、v-tグラフは水平な直線になります。
- 横軸(時間 t): 運動が進む時間を示します。
- 縦軸(速度 v): 一定の速度$v_0$を表します。
v-tグラフの面積は距離になるので、$x=v_0t$となる。

ふゅか
v-tグラフの面積が「移動距離」になることから公式を導き出せそうね!

はるか
距離=速度×時間。等速直線運動では成り立つ。
2. 等速直線運動の公式
等速直線運動では、$x=v_0t$となるので、次の公式が使われます。
\[ v_0 = \frac{x}{t} \]
- \( v_0 \):速度(メートル毎秒、m/s)
- \( x \):移動距離(メートル、m)
- \( t \):時間(秒、s)
3. 例題
ある自転車が一定の速さで進み、10秒間で50メートル移動しました。自転車の速さはいくらでしょうか?
\[ v = \frac{x}{t} = \frac{50\,\text{m}}{10\,\text{s}} = 5\,\text{m/s} \]
自転車の速さは5 m/sです。
4. 等速直線運動の特徴
4.1. 加速度がゼロ
速度が変化しないため、加速度はありません。
4.2. 力の釣り合い
外部からの力が働いていない、または力が釣り合っている状態です。
運動方程式$ma=F$より、加速度はゼロであるので、$F=0$となる。したがって、運動方程式からも、力が釣り合っているまたは、外力が働いていないことがわかる。
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