更新:2024/10/02
三角比とは?正弦、余弦、正接と有名角について


はるか
三角比、まずは基本的な概念を押さえておくのが大事。

ふゅか
sin、cos、tanの3つだね!
目次
1. 三角比(正弦、余弦、正接)
三角比とは、直角三角形の角度と辺の比の関係を表す数学の概念で、特に正弦(sin)、余弦(cos)、正接(tan)の3つがよく使われます。
三角形ABCの正弦(sin)、余弦(cos)、正接(tan)は次のようになります。
\[ \begin{align*} \sin \theta &= \dfrac{AC}{AB} \\ \cos \theta &= \dfrac{BC}{AB} \\ \tan \theta &= \dfrac{AC}{BC} \end{align*} \]
2. 三角比の計算
次のような三角形ABCを考えます。
2.1. 正弦(sin)
直角三角形の斜辺の長さが 10、角度 $θ$ に対するACの長さが 6 の場合、
\[ \sin \theta = \frac{6}{10} = 0.6 \]
2.2. 余弦(cos)
斜辺が 10 で、角度 $θ$ に対するBCの長さが 8 の場合、
\[ \cos θ = \frac{8}{10} = 0.8 \]
2.3. 正接(tan)
ACの長さが 6、BCの長さが 8 の場合、
\[ \tan θ = \frac{6}{8} = 0.75 \]
となります。
3. 有名角の三角比

ふゅか
それと、有名な角度の値も覚えておくと便利だよね。例えば、30°のsinは$\frac{1}{2}$になるよ。

はるか
うん、30°や45°、60°の値はよく使うから、すぐ出せるようにしておきたい。
三角比の計算では、30°、45°、60°といった有名な角度の値を覚えておくと非常に便利です。
3.1. \( 30^\circ \) の三角比
- \(\sin 30^\circ = \frac{1}{2}\)
- \(\cos 30^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}\)
- \(\tan 30^\circ = \frac{\sqrt{3}}{3}\)
3.2. \( 45^\circ \) の三角比
- \(\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}\)
- \(\cos 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}\)
- \(\tan 45^\circ = 1\)
3.3. \( 60^\circ \) の三角比
- \(\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}\)
- \(\cos 60^\circ = \frac{1}{2}\)
- \(\tan 60^\circ = \sqrt{3}\)
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