更新:2024/12/02

URI(Uniform Resource Identifier)とは?ゆるーくわかりやすく解説

はるか
はるか
URI(Uniform Resource Identifier)は、リソースの「住所」みたいなもの。
ふゅか
ふゅか
そうそう!ウェブページや画像とか、インターネット上のものを特定するための目印よね!

1. URI(Uniform Resource Identifier)とは?

URI(Uniform Resource Identifier)は、インターネット上でリソースを一意に識別するための仕組みです。簡単に言えば、ウェブ上にあるページやファイル、画像、動画などの「住所」を示すための記述方法です。この住所を使うことで、私たちは特定のリソースにアクセスできます。

2. URIの基本構造

URIには大きく分けて以下の2つの形式があります。

2.1. URL(Uniform Resource Locator)

URLは、リソースの「場所」を示します。例えば、ウェブページのURLは、ページが存在するサーバーのアドレスと、サーバー内での位置を指します。

例: https://www.example.com/index.html

2.2. URN(Uniform Resource Name)

URNは、リソースの「名前」を示します。リソースの物理的な場所に依存しない一意の名前を使ってリソースを識別します。

例: urn:isbn:978-3-16-148410-0
(ISBN番号を使って本を識別)

3. URLの構成要素

URLは、次のような要素から構成されます。

http://www.example.com:80/index.html?id=123&lang=ja#section1

3.1. スキーム(Scheme)

リソースにアクセスするための方法やプロトコルを示します。一般的なスキームの例として、httphttpsftp などがあります。

例: http://

3.2. ホスト名またはドメイン名

リソースが存在するサーバーの名前を示します。これは通常、DNSによって管理されています。

例: www.example.com

3.3. ポート番号

サーバーと通信するプロトコルポート番号を記述します。省略されることもありますが、デフォルトで使用されるポートが設定されています(例: HTTPは80、HTTPSは443)。

例: :80

3.4. パス(Path)

サーバー内でリソースがどこにあるかを示します。フォルダ構造のようなイメージです。

例: /index.html

3.5. クエリ文字列(Query String)

リソースに送る追加の情報を示します。?の後に、キーと値のペアで記述されます。

例: ?id=123&lang=ja

3.6. フラグメント(Fragment)

リソース内の特定の位置を示します。#で始まる部分です。目次とかで使われますね。

例: #section1

4. URIの役割と重要性

4.1. リソースの識別

URIは、リソースを他と区別するための「一意の名前」です。これにより、複数のユーザーが同じリソースにアクセスすることが可能になります。

4.2. インターネット通信の基盤

インターネット上のほぼすべての通信がURIを使ってリソースをやり取りしています。例えば、ウェブサイトを閲覧するとき、ブラウザはURIを使用してページにアクセスします。

4.3. 柔軟な設計

URIは、ウェブだけでなく、電子メール、ファイル転送、データベースなど、さまざまなリソースを識別するために使われます。

5. URLとURIの違い

URIは、リソースを一意に識別するための概念であり、その中に「URL」と「URN」が含まれます。一方で、URLはURIの中でも「リソースの場所を示すもの」に限定されます。したがって、すべてのURLはURIですが、すべてのURIがURLというわけではありません。ですが、基本的にはURIはURLと思ってもらっても問題はありません。

はるか
はるか
URIが「全体の概念」。URLはその一部。URNも含む。
ふゅか
ふゅか
つまり、URLは「場所」に焦点があって、URNは「名前」に焦点があるってことね!

6. まとめ

URIは、インターネット上でリソースを特定するための「住所」にあたる重要な概念です。URLやURNという形式があり、ウェブブラウザやアプリケーションを通じて、リソースへのアクセスを可能にします。URIの正しい理解と設計は、ウェブやシステム開発において欠かせないスキルです。

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