更新:2024/12/10

【windows】vscodeを利用したlatexの環境構築について

はるか
はるか
LaTeXの環境構築って、少し複雑だよね。
ふゅか
ふゅか
うん、でもちゃんと手順を押さえれば簡単だよ!WindowsでVS Codeを使えば効率的にできるしね!

1. Latex

Windows上でVS Codeを用いてLaTeX環境を整える主な流れとしては、「TeX環境(コンパイラ)の導入」と「VS Code上での拡張機能の設定」がポイントになります。

2. TeXディストリビューションのインストール

2.1. TeX Live

  • 特徴: フルセットのTeX環境であり、LaTeXをはじめとする多くのパッケージが標準で含まれています。私の場合は、インストールにちょっと時間がかかりました。
  • インストール手順:
    1. TeX Live公式サイトからインストーラ(Windows向け)をダウンロード
    2. インストーラを実行してTeX Liveをインストール

2.2. MiKTeX

  • 特徴: 必要なパッケージを後から都度ダウンロードできる仕組みがあるため、初期容量を抑えられる。
  • インストール手順:
    1. MiKTeX公式サイトからインストーラをダウンロード
    2. インストーラを起動してインストール
    3. PATHにMiKTeXが正常に追加されていることを確認
    4. 必要に応じてMiKTeX Consoleを用いてパッケージのアップデート・インストールを行う

※TeX LiveかMiKTeXのどちらか1つを選んでインストールしてください。

3. VS Codeのインストール

Visual Studio Code公式サイトからWindows用のインストーラをダウンロードしてインストールします。

3.1. VS Code拡張機能「LaTeX Workshop」の導入

  • VS Codeを起動し、左側アクティビティバーの「拡張機能」アイコンをクリック
  • 「LaTeX Workshop」で検索し、拡張機能「LaTeX Workshop」をインストール
  • これにより、VS Code上でCtrl + Alt + B(デフォルト)などでLaTeXファイルをコンパイルでき、PDFプレビューが可能になります。
はるか
はるか
LaTeX Workshopって、拡張機能?
ふゅか
ふゅか
そう!これを使えばLaTeXファイルのコンパイルやPDFプレビューが簡単にできるよ!VS Codeの左のバーからインストールできるから試してみて!

4. LaTeXファイルをコンパイルしてテスト

  • sample.texのようなファイルを作成し、基本的なLaTeX文書(\documentclass{article}\begin{document}\end{document})でテスト
\documentclass{article}
\title{LaTeX}
\author{Your Name}
\date{\today}
\begin{document}
\maketitle
Hello, LaTeX!
\end{document}
  • Ctrl + Alt + B(もしくはVS Codeにあるビルドボタン)でコンパイル
  • 成功すればプロジェクトフォルダ内にPDFが生成され、pdfをプレビュー機能で表示可能。横に一緒に置けば、編集後も確認しやすいかもしれないですね!

はるか
はるか
サンプルコードはどう使うの?
ふゅか
ふゅか
そのままコピペで動くよ!\documentclass{article}から始めて、\begin{document}\end{document}で挟む感じ!

5. エラーや問題があった場合の対処

  • PATHの確認
    LaTeXコマンド(例:pdflatex)がWindowsのコマンドプロンプトで直接打てるかどうか確認します。
  • 拡張機能のログ確認
    LaTeX Workshopのログ出力やOutputパネル、PROBLEMSタブを参照してエラー内容を確認
  • パッケージ不足
    必要なLaTeXパッケージが不足している場合は、TeX Liveの場合はtlmgrコマンドで、MiKTeXではMiKTeX Consoleから追加インストール
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