更新:2024/12/23
ライトスルーとは何か?ゆるーくわかりやすく解説


はるか
ライトスルーについて話したい。キャッシュ管理の話。

ふゅか
うん、ライトスルーって、キャッシュからメモリにデータを書き込むやり方よね!どんな特徴があるか教えて!

はるか
即座にメインメモリにも書き込む方式。データの整合性が強み。
1. ライトスルーの要点
ライトスルーとは・・・
- キャッシュメモリとメモリに同時にデータを書き込む方法
- 整合性が強み
2. ライトスルーとは?
ライトスルー(Write-Through)は、コンピュータシステムにおけるキャッシュメモリの管理の方式の一つです。特に、データを一時的に保存してアクセス速度を向上させるキャッシュメモリと、メモリ間の動作に関連します。
2.1. ライトスルーとは?
ライトスルーは、キャッシュにデータを書き込む際、同時にメインメモリにも即座に書き込む方式です。キャッシュだけでなく本体のストレージにも確実にデータが反映されるため、システム障害時でもデータの整合性が保たれるという利点があります。
2.2. ライトスルーの利点
- データ整合性の確保

はるか
利点の一つはデータ整合性。

ふゅか
リアルタイム同期だから、データがずれないのね!
2.3. ライトスルーの課題
- 書き込み速度の低下
キャッシュだけでなくメモリにもデータを書き込むため、処理速度が低下する場合があります。 - 書き込み頻度の増加
キャッシュヒット時でもメモリに書き込むため、メモリの書き込み頻度が増大します。

はるか
書き込み速度が遅くなること。

ふゅか
キャッシュだけじゃなくメモリにも書き込むからか…。
3. ライトスルーとライトバックの違い
ライトスルーと似た概念として「ライトバック(Write-Back)」があります。これらの主な違いは以下の通りです:
特徴 | ライトスルー | ライトバック |
---|---|---|
データの保存タイミング | 書き込み時に即座にメモリへ保存 | データがキャッシュから破棄されるときに保存 |
データ整合性 | 常に保たれる | メモリとデータが異なるので、整合性は保たれない |
書き込み速度 | 遅くなることがある | 高速 |
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